『ONE PIECE』ファン離れ加速…放置される伏線に「読者をバカにしてる」

『ONE PIECE』ファン離れ加速…放置される伏線に「読者をバカにしてる」

『ONE PIECE』101巻(尾田栄一郎/集英社)

国民的な人気を誇る海洋冒険漫画『ONE PIECE』。「ワノ国編」も佳境に入り、完結に向けて少しずつ伏線回収も始まっているようだ。しかしネット上では、そのストーリー展開について「テンポが悪すぎる」という批判の声も上がっている。

※「ONE PIECE」最新話までの内容に触れています

現在「ワノ国編」では、ルフィvsカイドウ、キッド&ローvsビッグ・マムという「最悪の世代」と「四皇」によるバトルが同時進行中。ラスボス級の力を持つ相手との戦いなので、その行方に読者は興味津々のようだ。

しかし両者のバトル以外にも、さまざまなエピソードが進行しているため、あまりテンポがよろしくない印象。ゾロやサンジの戦いこそひと段落したものの、雷ぞうvs福ロクジュ、イゾウvsCP0、ヤマトvs火前坊といったサブキャラたちの戦いが続いている。

そのためSNS上では不満が爆発しかけている読者も多く、《一方その頃~的な展開で場面転換されるので気になる話が1ミリも進まない》《ONE PIECEもう読んでても何も思わなくなったなぁ。今週とか場面変わりすぎてどこで何が行われてるかわからん》《ワンピにまたスカされた。話があっちこっち行くから、あいつはどこ? こいつは誰? ここはどこ?ってなって本誌で追うのはきついな》といった声が上がっている。

読者たちにも強いられる“我慢比べ”

フラストレーションが溜まっている原因は、戦闘シーンだけではない。「太陽の神ニカ」や世界政府が恐れる「悪魔の実」などの意味深な伏線が描かれたまま、とくに掘り下げられることなく話が進んでいるのも一因だ。

とくに最近では休載が多いため、フラストレーションが加速している模様。《なんか意味ありげなヒキで終わらせて、次の週全く関係ない話展開するのもうやめない?》《休載前に考察を煽るかのような展開にしておいて、休載明けにその話をしないことが多すぎる。読者をバカにしてる》《ワンピは合併と休載のコンボがじわじわきてまったく話が進んでないのキツい》とも指摘されている。

そんな中、やり玉にあがっているのが雷ぞうvs福ロクジュの戦い。昨年9月に掲載された第1022話『花形登場』から始まった因縁の対決なのだが、すでに“泥仕合”が極まりつつある。

忍者同士の戦いなので、ド派手な忍術アクションが描かれるかと思いきや、お互いに金縛りの術を発動。どちらが先に焼け死ぬかという地味な“我慢比べ”が続いており、複数の回にまたがって差し込まれている状況だ。耐えきれないという読者が現れるのも、当然かもしれない。

もちろん不満の声は、期待の裏返しではあるだろう。読者が待ち望んでいるキッドやロー、ルフィたちの戦いが、少しでも早く決着がつくことを期待したい。

文=大上賢一
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』101巻(尾田栄一郎/集英社)

【あわせて読みたい】