ポケモン版“なろう系”!?『ポケモンレジェンズ アルセウス』にポケおじもニッコリ

ポケモン版“なろう系”!?『ポケモンレジェンズ アルセウス』にポケおじもニッコリ

ポケモン版“なろう系”!?『ポケモンレジェンズ アルセウス』にポケおじもニッコリ (C)PIXTA

「ポケットモンスター」シリーズの最新作『ポケモンレジェンズ アルセウス』が1月28日に発売され、大きな話題を呼んでいる。というのも同作のストーリー展開が、完全に「なろう系」だというのだ。

「ポケモンレジェンズ アルセウス」は、オープンワールド風のシステムを採用した作品。従来とはひと味もふた味も違った世界観に加え、野生のポケモンと生身で相対するというアクション要素も魅力となっている。

そして何よりも驚くべきは、ストーリー展開。さわりだけ簡単に説明すると、主人公が神と呼ばれるポケモン「アルセウス」によって過去の時代に飛ばされ、そこで巻き起こる事件を解決していく…というものだ。

転生先ではポケモンが畏怖の対象になっているのだが、主人公は他の時代からやってきたせいか、どこか手慣れている印象。主人公の振る舞いが周囲からやたら持て囃され、苦労することなく職や住居まで手に入ってしまう。

「あれ? 俺また何かやっちゃいました?」

こうした展開をめぐって、ネット上では「なろう系」を連想する人が少なくない。異世界に転生し、生前の知識や特技を生かして無双。そして周囲からチヤホヤされて承認欲求が満たされる…。細部は違えど、物語の構造としてはかなり近いと言えるだろう。

時代のトレンドを取り入れた「ポケモン」新作に、SNS上では《任天堂さんがなろう系書くとこうなるのかな…って感じ》《アルセウスのスタートがなろう系で草》《マジでなろう系主人公になった気分で楽しい》《「ただポケモンを6匹連れているだけだが?」的なレベルで俺TUEEEの優越感を味わえる》といった声が集まっている。

もちろんそれ自体は何も悪いことではない。重要なのは「ポケモン」ユーザーと「なろう系」の親和性だが、それも問題なさそうだ。

基本的に現在のファンはポケモンがかわいいだけで満足するライトユーザーと、子ども時代の思い出を引きずってネットでレスバトルを繰り広げる“大きなキッズ”に分かれている。そして、「なろう系」のターゲット層は“大きなキッズ”と重なる部分が多い。

ネット上では《ポケモン好きな層ってなろうとか好きそうやしええんやない》《ポケおじもこれにはニッコリ》などと分析されているが、まさに相性抜群なのだろう。

懸念すべきは、快楽に浸りすぎて現実にもどってこれないコアユーザーがさらに増えること。ある意味「ポケモンレジェンズ アルセウス」は、かなり危険な代物なのかもしれない。

文=大上賢一

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viciousmax / PIXTA

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