
『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』1巻(荒木飛呂彦/集英社)
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』(TOKYO MXほか)の第5話『プリズナー・オブ・ラヴ』が、2月4日深夜に放送された。空条承太郎が娘の徐倫に対してとんでもない行動を見せるシーンがあり、ツッコミの声が相次いでいる。
※アニメ『ストーンオーシャン』最新話の内容に触れています
承太郎と面会中、敵スタンド使いによって夢の中の世界に閉じ込められた徐倫。先に目を覚ました彼女は、糸を出すスタンド「ストーン・フリー」の力でなんとか承太郎を起こすことに成功する。
2人は体をドロドロに溶かされており、意識がもどっても、部屋から逃げられそうにない。そこで承太郎は、徐倫にストーン・フリーを近づけるよう要求。スタープラチナでストーン・フリーをぶん殴ることにより、彼女を面会室の外へとはじき出すのだった。
【アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」第5話 本日放送!!】
TOKYO MX:24:30〜
BS11:24:30〜
ABEMA:24:30〜
MBS:27:05〜(10分押し)実況&感想は公式ハッシュタグ #jojo_anime !!
現実か、夢か。
そして背後に新たな敵の影が…!▶︎https://t.co/yYkpDtwrxm pic.twitter.com/Wtixue4V4K
— TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@anime_jojo) February 4, 2022
この時点でだいぶ承太郎の神経を疑ってしまうのだが、問題のシーンはさらにその後。2人で一緒に移動している際、徐倫が不注意から転んでしまう場面だ。
承太郎がスッと腕を差し出すと、徐倫は父親が自分の身を案じてくれたものと思い込み、赤面してしまう。そして「ありがとう」と言うのだが、承太郎にはそうした心情がまったく理解できなかったようで、「そうじゃあない」と突き放すように言ってのける。けっきょく承太郎は徐倫が落としたペンダントのことしか考えておらず、それを手渡そうとしているだけだった。
承太郎の“毒親”感が浮き彫りになるも…
父親の行動に傷けられた徐倫はかなり険しい表情を浮かべており、多くの視聴者が同情してしまった様子。ネット上では《いろいろと台無しですよ、承太郎父さん》《ほんとこのダメ親父さぁ…》《これは娘がグレるわ》《身体じゃなくてペンダントの心配かよw》《せっかくお父さんらしい行動をしたと思ったら…》《そういうとこやぞ、承太郎!》と、承太郎を責め立てる声が上がっている。
そもそも承太郎には以前から“毒親”疑惑が上がっており、徐倫との関係も芳しくなかったようだ。徐倫は過去に承太郎から愛情を注がれていなかったと思っており、面会を拒絶するほどの嫌悪感を示していた。
今回のエピソードでも、面会室から脱出する際に徐倫の顔を殴りつけているところが印象的。徐倫を外に出すだけなら張り手でも良さそうなものを、わざわざ“グー”で殴りつけていたのは、なぜなのだろうか…。
しかしその後、ペンダントには脱獄に必要な発信機が仕込まれていたことが判明。すべての行動は徐倫を無事に脱獄させるためのものだと明らかになる。そして承太郎には衝撃の展開が待ち受けているのだが、徐倫に言葉を言い残していた。
この展開はアニメオリジナル展開。原作ファンからは《承太郎のアニオリ名言がすぎる…》《承太郎のアニオリ独白がめちゃくちゃ良い…あの口パクだけの台詞絶対後半のあの台詞じゃん…》《5話の承太郎アニオリが最高すぎる。漫画だと徐倫が「あたし中に戻る」って言った後「ジョースターの血か…」って呟いただけなんだけど、4話でこのセリフを消してアニオリ作った制作陣に敬意を表するッ!》《ジョジョのアニオリシーンは天才だ》と絶賛の声が上がっている。
何を言ったかは不明だが、原作後半に登場するあのセリフだったとしたら…。あえて口パクにしたのならば、アニメ制作陣の手腕に拍手を送りたい。
文=Tら
写真=まいじつエンタ
■『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』1巻(荒木飛呂彦/集英社)