兎田ぺこらが『遊戯王 マスターデュエル』の配信許諾に言及! 波紋を呼ぶことに… (C)PIXTA
兎田ぺこら大失言?『遊戯王 マスターデュエル』にチクり…「アレが難しくて」(C)PIXTA
VTuberやゲーム実況者の間で盛んにプレイされているゲーム『遊戯王 マスターデュエル』。2月22日、『ホロライブ』所属のVTuber・兎田ぺこらが同作の“配信許諾”について言及したとして、大きな波紋を呼んでいる。
同配信の中で兎田ぺこらは、「遊戯王」の紙のカードを買ったことを報告。そのなかで「遊戯王のあれがさ、許諾のやつが難しくて、どこのやつにも出してないみたいな。どこの事務所というかどこにもみたいな」「でもカードが最近出るっていうのを知ってさ、買っちゃいました」などと発言していた。
彼女は明言こそしていなかったものの、「遊戯王のあれ」の配信許諾が取れなかったため紙のカードを買った…という文脈から、「遊戯王 マスターデュエル」のことだと捉える視聴者が続出。ちなみに該当の発言は、後日配信のアーカイブからカットされている。
しかしYouTube上では、多くの配信者が「遊戯王 マスターデュエル」の実況プレイを行っているのが現状。とくにVTuberグループ『にじさんじ』では未曽有の大ブームが起きている印象だ。
だとすると、“どこの事務所にも許可が出ていない”というのは不可解な話。むしろ兎田ぺこらの発言を受けて、「にじさんじ」の権利関係を疑う人も出てしまったようだ。
「遊戯王のあれ」が実際に何を指しているのかは定かではないが、他事務所の権利関係に言及するのは迂闊だったかもしれない。というのも「遊戯王 マスターデュエル」のことだと捉えている人が一定数いることは事実で、「にじさんじ」のVTuberに直接権利関係について質問するような厄介ファンが出てくる可能性もある。
ちなみに「にじさんじ」の所属VTuber・渋谷ハジメは今年1月の配信で、同作の配信許諾について《にじさんじはちゃんと確認とってやってる》と明言していた。彼も何かと炎上がたえないVTuberだが、この発言については信憑性が高いものと思われる。
というのも「遊戯王 マスターデュエル」を提供している『コナミ』は、以前から「にじさんじ」と良好な関係にあった。そのきっかけとされているのは、同じく「コナミ」が手掛ける「パワプロ」シリーズを使った大型企画『にじさんじ甲子園』。2020年に第1回が行われ大成功を収めてからというもの、2021年にモバイルゲーム『実況パワフルプロ野球』が「にじさんじ」とコラボするなど、蜜月の関係を築いてきた。
そのため、「遊戯王 マスターデュエル」の配信許諾に関しても、「にじさんじ」には許可が降りていても不思議ではないだろう。聡明な発言が多い兎田ぺこらにしては珍しく、今回の発言は“やぶ蛇”だったかもしれない…。
文=大上賢一
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