不良×料理は禁断の組み合わせ? マガジンの「打ち切りグルメ漫画」3選!

不良×料理は禁断の組み合わせ? マガジンの「打ち切りグルメ漫画」3選!

不良×料理は禁断の組み合わせ? マガジンの「打ち切りグルメ漫画」3選! (C)PIXTA

『週刊少年マガジン』のグルメ漫画といえば、世間的には『中華一番!』がメジャーだろう。しかし同作の完結後、「マガジン」ではグルメ漫画の打ち切りが多発していた。今回はその中でもひそかに語り継がれている名作をご紹介しよう。

ツッコミどころしかない作品たち

<その1>『天才料理少年 味の助』宗田豪
シュールな設定で愛されたグルメ漫画といえば、2003年~2004年にかけて掲載された『天才料理少年 味の助』。同作の主人公は、料理下手な母に代わり、中学生にして洋食屋を切り盛りする徳川味の助だ。

本来、人間の味覚で感じられるのは甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の五味なのだが、彼は“百の味覚”を持つのだとか。そして、味の助の行動はとにかく奇想天外だ。うまく料理を作れずヤケを起こした際は、他人の家の食パンを爆食い。新鮮なエビが欲しいと台風の海に飛び込むなど、行動がめちゃくちゃだった。

また、男性受けを狙ったのか、やたら性的な見た目の料理描写もちょっとした話題に。1年という短い連載ながら読者に大きなインパクトを与えたようで、《肉汁に情熱傾けすぎな漫画》《全話ツッコミポイントだらけで読むのが全然進まない…》《肉汁万能理論で出てくる料理がどれも脂でギットギト。揚げ物率も高く、読むだけで胃もたれする》と語り継がれている。

<その2>『格闘料理人ムサシ』刃森尊
2006年に連載された『格闘料理人ムサシ』は、「マガジン」の代名詞とも言える「ヤンキー」と「料理」を掛け合わせた漫画。不良少年のムサシが料理人を目指すストーリーだが、とにかく展開が一本調子なのが特徴だ。

まず美人な女の子かムサシの友人が登場し、トラブルに巻き込まれる。そしてトラブルを料理で解決するのがお決まりのパターン。しかも料理パートでは小細工を弄さず、「高級」に分類される肉や魚介を惜しみなく盛り込む。ムサシはまだ高校生なので、特別お金持ちには見えないのだが…。

奇天烈さでいえばトップクラス。読者の間では《個人的に一番狂気だと思う》《マガジンの三大やべー漫画であるところの格闘料理人ムサシさん》《格闘料理人ムサシは伝説の打ち切り漫画のひとつだと聞いてます》と、ゆるがぬ地位を築いている。