アニメ『ONE PIECE』で親ガチャ論争!? 1013話エースの名言に「グッときた」

アニメ『ONE PIECE』で親ガチャ論争!? 1013話エースの名言に「グッときた」

『ONE PIECE』101巻(尾田栄一郎/集英社)

国民的冒険アニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)の第1013話『ヤマトの過去 四皇の首を狙う男』が、3月6日に放送された。作中ではポートガス・D・エースが“親ガチャ”に反論するようなセリフを吐き、ネット上で大きな反響を呼んでいる。

※アニメ『ONE PIECE』最新話の内容に触れています

今回のエピソードで話題を呼んだのは、ヤマトがエースと遭遇した際の回想シーン。当時のエースはさらわれたワノ国の子どもを助けるべく、鬼ヶ島へと侵入していた。

そこでエースはヤマトと出会い、“船長クラス”の強さを誇る彼女が島に留まっている理由を質問。するとヤマトは「僕の父親、カイドウが、全部あいつのせいだ。あんな奴が親なんて…」とカイドウへの恨みを露わにする。

しかしエースは怒りに満ちた表情を浮かべ、「全部父親のせいだと? それは言い訳か。親は選べねぇぞ、ヤマト!」と言い放つのだった──。

昨今、自分の幸・不幸を親のせいにする「親ガチャ」という考え方が流行しているが、かつてのヤマトはまさに「親ガチャ」論者だと言えるだろう。たしかに悪政を敷き、子どもを虐待していたカイドウは、“ハズレ”にもほどがある。

しかしエースの言葉は、そうした環境を自ら引き受けた上で、ポジティブに生きることを提案するもの。多くの人が感銘を受けたようで、ネット上では《親は選べねぇんだよっての、親ガチャって言葉が流行ってる今だからこそ刺さるものがあるね…》《エースは親ガチャ論反対派みたいです。やっぱりエースはいい奴や》《エースの「自分の境遇を親のせいにするな」って言葉はグッときた。親ガチャって言葉、ほんと責任転嫁よね》と称賛の声が続出していた。

エースが「親ガチャ」に反対するワケ

エースがここまで怒ったのは、彼の生い立ちが関係していたのかもしれない。ファンであれば周知の事実だが、エースは伝説の海賊であるゴール・D・ロジャーの息子。幼少期の頃から悪評によって自分を苦しめるロジャーを嫌い、長らく根に持っていた。

「親ガチャ」的な考え方でいえば、ハズレにもほどがある関係性であり、エースがロジャーを恨んでいたのも当然と言える。しかしその後、“白ひげ”エドワード・ニューゲートとの出会いもあり、エースはそこから一歩先に踏み出した。自分の人生を歩むようになったエースには、カイドウに囚われていたヤマトが“過去の自分”のように写ったのだろう。

物語から退場してなお、多くの人に影響を与えるエースという存在。ヤマトが彼を慕うのも当然ではないだろうか。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』101巻(尾田栄一郎/集英社)

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