『Dr.STONE』最終話“科学”を体現するラストに「いい最終回だった!」

『Dr.STONE』最終話“科学”を体現するラストに「いい最終回だった!」

『Dr.STONE』24巻(作画:Boichi、原作:稲垣理一郎/集英社)

3月7日発売の『週刊少年ジャンプ』14号で、原作・稲垣理一郎、作画・Boichiによる人気漫画『Dr.STONE』が完結。約5年の連載に終止符を打った。最終回は“科学”をテーマとした壮大なラストが待ち受けており、賞賛の声が相次いでいる。

※『Dr.STONE』最終話の内容に触れています

第232話『Dr.STONE』で描かれたのは、ホワイマンとの交渉を終え、無事に地球へと帰還した石神千空たちの姿。そこから数年が経ち、飛行機で世界中を行き来できるまでに復興が進んでいた。

千空率いる科学チームは、ホワイマンからの技術提供を受け、「タイムマシン」を創るために奮闘中。石化の情報を過去に送り、犠牲者を1人でも多く救うという新たな目標に向かい始める──。

世界に平和が戻ったが、科学の探求はどこまでも続いていくという「Dr.STONE」らしい結末。ファンもその様子を万感の思いで見届けたようで、《良き物語であった。最後のクラフトも唆るね!》《最後にタイムマシンなんてもんぶち上げて終わるの最高にドクスト感あってよかったなぁ》《いい最終回だった! そうきたか~コレよコレ~!!って感じで唆るぜ…!!》《最高でした!! 最後の大発明もあの理論ならもしかしていけるのでは?って思わせてくれる展開だった!!》と感動の声が上がっている。

「ジャンプ」のセオリーを壊す最終話

かつての「ジャンプ」では、売上やメディアミックスの都合で人気作品を1話でも長く連載させるため、不自然にストーリーを“引き延ばし”する展開がよく見られた。

しかし「Dr.STONE」の場合にはまったくの真逆。かなりの人気作にもかかわらず、つねに高速展開で読者を魅了し、引き伸ばしをほとんど感じさせなかった。それどころか、終盤では数年単位で作中時間を飛ばしたり、ダイジェスト形式を取ったりすることも多かったほど。

あまりに美しくエンディングを迎えたため、《もっと読みたい…けど、ここが一番のゴールなんだろうなぁ…》《もっと長くやろうと思えば長くやれただろうに、面白いとこだけで駆け抜けていったなー》と惜しむ声も少なくない。

なお、あえて終盤を足早で駆け抜けたことについては、おそらく特別な理由がある。同作は「ジャンプ」2017年14号、つまり「14(いし)」の数字から連載が始まったが、完結したのも2022年14号だった。すべては原作者・稲垣理一郎の目論見通りだったのだろう。

ストーリーは完結したが、後のアニメ化に合わせて特別番外編が本誌で掲載される予定とのこと。まだまだファンを楽しませてくれそうだ。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『Dr.STONE』24巻(作画:Boichi、原作:稲垣理一郎/集英社)

◆過去の「Dr.STONE」レビューはこちら

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