エネルギーを貯めて30分…『ドラゴンボール改』46話で伝家の宝刀“引き延ばし”炸裂!

エネルギーを貯めて30分…『ドラゴンボール改』46話で伝家の宝刀“引き延ばし”炸裂!

『ドラゴンボール 完全版』1巻(鳥山明/集英社)

大人気アニメ『ドラゴンボール改』(フジテレビ系)の第46話『これが最後の切り札だ! 悟空の特大元気玉』が、3月8日深夜に再放送された。作中ではオリジナル版『ドラゴンボールZ』でお馴染みの“引き延ばし戦術”が炸裂し、ネット上で大きな反響を呼んでいる。

※アニメ『ドラゴンボール改』最新話の内容に触れています

“20倍界王拳”のかめはめ波すらもフリーザには通じず、ピンチに陥った悟空。そこで悟空は、一か八か「元気玉」での反撃を決意した。

フリーザから攻撃を受けながらも、悟空はナメック星の植物や近くの星々からエネルギーを貯めていく。するとフリーザも「元気玉」の存在に気が付き、悟空にとどめを刺そうとするのだった。そんな悟空を守るためにピッコロが勝負を挑んだが、返り討ちにあってしまう──。

今回のサブタイトルは「これが最後の切り札だ!」と名付けられており、いかにも「元気玉」を撃ちそうな雰囲気だったが、実際には“おあずけ”の展開に。序盤から「元気玉」を準備していたにもかかわらず、悟空がサンドバッグにされるだけで、1話丸々使っても完成していない。

「元気玉」を放つには時間がかかるため仕方ないが、それ以外の展開がほとんど存在しないのが気になるところ。フリーザの戦闘だけが目立ち、物語はかなりテンポが悪くなっていた。

伝家の宝刀“遅延”が受け継がれた瞬間

もはや説明不要だろうが、「ドラゴンボール改」は「Z」のデジタルリマスター版。ストーリーもカットが多く、物語の進むテンポの良さが売りとなっている。その一方で、「Z」はアニメ史に残るほど“悪質な遅延行為”でお馴染み。全く話が進まない回があることもざらだった。

今回はそんな「Z」を彷彿とさせる展開となっており、露骨な引き延ばしと言わざるを得ない構成。ネット上では《キャプテン翼のシュート打つ時並みに時間かかってるな》《アニメはやっぱ引き伸ばしがやばいな》《引き伸ばしボールの余韻を感じる回だった》《フリーザ優しいじゃん、来週まで待ってくれるんでしょ?》《先週は見てないけど、あんまり進んでなかったみたい》《元気玉でけへんのかーい》といったツッコミが続出している。

現在放送中のアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)も“引き延ばし”が問題視されているが、さすがは元祖牛歩戦術アニメの「ドラゴンボール」。展開の早いリマスター版ですらテンポが損なわれていることに、もはや王者の風格すら感じられる。

とはいえ、「改」のテンポ感はこれまでかなり良好ではあった。今回は修正不可能なほど「Z」の引き伸ばしが酷かったということで、大目に見てあげてほしい。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『ドラゴンボール 完全版』1巻(鳥山明/集英社)

◆過去のアニメ「ドラゴンボール改」レビューはこちら

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