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『遊戯王 マスターデュエル』ユーザー離れ加速!“先行ゲー対策”ナシに不満の声

『遊戯王 マスターデュエル』ユーザー離れ加速!“先行ゲー対策”ナシに不満の声(C)PIXTA

『遊戯王OCG』のデジタル版として、瞬く間に人気に火がついた『遊戯王 マスターデュエル』。しかしリリースから一向に“環境”が変わらないことで、嫌気がさしてしまうプレイヤーも多いようだ。一体どこに不満が集まっているのだろうか。

代り映えのしない内容に飽き飽き?

「遊戯王 マスターデュエル」は、カードゲームの臨場感を家庭用ゲーム機やスマートフォンで楽しめる次世代デジタルゲーム。美麗かつ迫力のあるグラフィックはもちろんのこと、複雑な処理を自動化したことで、初心者だけでなく上級者でも楽しめる仕様となっている。

そんな遊戯王ファン待望のゲームなのだが、SNS上では早くも飽き始める人たちの姿が。理由としては、一向にカードが追加されないため、プレイヤーたちの“勝てるデッキ”が固定化されていることが挙げられていた。

また、ユーザーのモチベーションを上げる「イベント」も少ないため、不満がたまる一因に。ネット上では《マスターデュエル流動性なさすぎてまじで飽きた》《最近マスターデュエルやらなすぎて…環境同じなの飽きた》《マジで新カードの追加遅すぎてもう飽きたよ…》《マスターデュエル飽きたから紙の遊戯王やりたい》といった声が上がっている。

“先行無双”環境がユーザー離れに拍車…

そんな「遊戯王 マスターデュエル」において、常々指摘されているのが、“先行”を取ったプレイヤーが有利という環境。先にカードを展開できるアドバンテージはかなり高く、しっかり対策を練っておかないと、後攻は何もできずに負けてしまうこともある。

環境がそうなっているというだけで善し悪しの話でもないのだが、ユーザーの間では《クソ先行ゲー》《先行に1ターンキルされたので引退》《これカードゲームってより先行作業ゲーじゃん》といった愚痴が飛び交うほど。新カードの追加などがなく、環境が変わらないため、よりフラストレーションが溜まってしまうのだろう。

その一方で、つい先日にはカードゲーム版『遊戯王OCG』の制限改訂に関する発表が。4月1日から適用される「禁止カード」や「制限カード」、「準制限カード」や「制限解除カード」の詳細が明かされている。しかし現状「マスターデュエル」にはこのレギュレーションは適用されないため、残念ながらファンの不満は変わらないかもしれない。

一度離れてしまったユーザーを取り戻すのは至難の業。ブームが終焉を迎える前に、何らかのテコ入れを用意すべきだろう。

文=大獄貴司

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大獄 貴司

運命力を上げるため、関東周辺の神社やパワースポットに通う日々。人生で一度はラスベガスで豪遊したい!