『ゆるキャン△』からキャンプ要素が消滅…“観光ガイド化”に嘆き「ストーリーがない」

『ゆるキャン△』からキャンプ要素が消滅…“観光ガイド化”に嘆き「ストーリーがない」

『ゆるキャン△』からキャンプ要素が消滅…“観光ガイド化”に嘆き「ストーリーがない」 (C)PIXTA

女子高生たちがゆるい雰囲気でキャンプを楽しむ姿を描き、大ブームを巻き起こした『ゆるキャン△』。原作コミックも根強い人気を誇っているが、最近ではストーリーの“観光ガイド化”を嘆く声が上がっているようだ。

ガイドブックと化すコミックス

「ゆるキャン△」は女子高生の各務原なでしこが、ソロキャンプ好きの同級生・志摩リンとの出会いをきっかけに、キャンプへとのめりこんでいくストーリー。初心者ならではの試行錯誤や旅の様子がのんびりとした空気感で紡がれ、キャンプブームの火付け役ともなった。

原作漫画は2015年から連載が始まり、現在はアプリ『COMIC FUZ』で連載中。だが、約7年におよぶ長期連載のさだめなのか、ストーリーのマンネリ化が指摘されている。

序盤はなでしこの成長や、初心者の心をくすぐるキャンプ描写に重点が置かれていたが、近頃ではキャンプより「観光名所めぐり」がメインになることも増えているという。

3月10日に発売されたコミックス13巻についても、《ストーリーがない。本気で単なるガイドブックか聖地巡礼ガイド》《ストーリーがないガイドブックのように感じます》《作者はいわゆる聖地巡礼スポットを増やして媚びを売ろうとしか考えてないのではないか? グッズ展開にはご熱心で、金儲けのことしか目に無いんじゃないか?》などと、手厳しい意見が上がっていた。

アニメ2期から兆しが…

こうした問題は、昨年放送されたアニメ2期でも指摘されていたようだ。とくに第10話から最終話まで続いた伊豆キャンプの道中では、キャンプではなくご当地グルメの紹介や、「伊豆半島ジオパーク」の名所めぐりに終始している。

結果として、キャンプ描写を求めていたファンからは不評が相次ぐことに。《ゆるキャン2期、完全に伊豆の観光PR番組だ》《キャンプ要素減ってるからか全然面白くない アニメの聖地ビジネス用観光PR映像になってる気が…》《全然キャンプしてない 町興しの観光案内アニメかな?》といった声が噴出していた。

そのせいか、1期と比べてBlu-ray・DVDの売上は大幅ダウン。1巻の売り上げを比較してみると、1期は1万5000枚を超える売上だったが、2期は初動約5800枚ほどで半減してしまっている。

とはいえ、アレコレと文句がつくのもファンの期待が大きいため。7月1日に公開される劇場版「ゆるキャン△」では、輝きを取り戻してくれることを祈りたい。

文=野木

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