
令和のルパンは女を殴る!『ルパン三世 PART6』最終回で胸クソ展開… (C)PIXTA
長寿アニメシリーズの最新作『ルパン三世 PART6』(日本テレビ系)の第24話『悪党が愛すもの』が、3月26日に放送された。今回のエピソードで最終話を迎えることとなったが、最後に“よろしくない印象”を残してしまったようだ。
※アニメ『ルパン三世』最新話の内容に触れています
トモエの壮大な“洗脳計画”によって、彼女を母だと慕っていたルパン。しかし洗脳はすでに解けており、駆け付けた仲間たちと連携しつつ、トモエに銃弾を放った。
ついに戦いが終わったように見えたが、ルパンとトモエの命を狙っていた国際指名手配犯・マティアだけは納得がいかず。死んだトモエを何度もナイフで刺し、止めに入ったルパンも殺そうとする。そこで2人は、一騎討ちで決着をつけることに。ルパンは華麗な武術を駆使して、彼女を追い詰めるのだった──。
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最終話 #24「悪党が愛すもの」
ご視聴ありがとうございました!また、#ルパン三世 PART6をご視聴・応援してくださった皆様に改めて御礼申し上げます🙇♂️✨
𝘚𝘦𝘦 𝘺𝘰𝘶 𝘢𝘨𝘢𝘪𝘯…🚗🚓💨
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#ルパン6 #lupin6 pic.twitter.com/AkIMd8bvTK— アニメ「ルパン三世」公式★【PART6】10月放送 (@lupin_anime) March 26, 2022
最終的に決着はつかず、ルパンの説得や銭形警部の登場によってマティアは逮捕。こうして壮大なストーリーは一件落着を迎えたのだが、一部の視聴者はルパンの姿に驚きを隠しきれなかったようだ。
その理由は、紳士なイメージのあるルパンが、女性であるマティアをボコボコに殴打していたこと。しかも容赦なく顔や腹などを何度も殴っており、ダメージを受けたマティアはうめき声を漏らしていた。
最後に“悪党”として立ち回ったルパン
華々しい最終回とは思えない、ルパンのバイオレンスな描写が描かれた第24話。女性にやさしいイメージから一転、ルパンには「女の顔や腹を容赦なく殴る」という最悪な印象が付いてしまった。
もちろんマティア側に殺意がある以上、ルパンとしてはどうしようもない行動だろう。しかしアニメスタッフの脚本に違和感を抱く人は多く、《オンナを殴るとか、いつからそんなルパンになっちまったんだろ》《ルパンって、あんなにも女の人をボコボコに殴るっけ? なんか嫌だったな…》《ルパンは嘘もつくし人も平気で殺すけど、女の子をぶん殴ったりはしないぞ》《理由は何であれ、ルパンは女には手を上げないやろ》《スタッフさんて過去ルパン履修してんのかな? ルパンが女性相手に顔面殴るシーンなんか見たことねえぞ》といった声が続出している。
とはいえ、原作の『ルパン三世』は意外にバイオレンスなシーンが多く、過去のアニメ版ではルパンが悪女を手にかけたこともある。しかし時代によって受け手の反応は変わるもの。“男女平等”と騒がれる現代で、ルパンの生々しい暴力シーンはNGだったのかもしれない。
文=大獄貴司
【画像】
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