一歩のなろう化が深刻?『はじめの一歩』1376話“土手を走っただけ”で褒められてしまう

一歩のなろう化が深刻?『はじめの一歩』1376話“土手を走っただけ”で褒められてしまう

『はじめの一歩』133巻(森川ジョージ/講談社)

3月30日発売の『週刊少年マガジン』18号に、長寿ボクシング漫画『はじめの一歩』の第1376話が掲載された。引退中の身であるにもかかわらず、何かと神格化が止まらない幕之内一歩だが、ついに土手を走るだけで持ち上げられるようになってしまったようだ。

※『はじめの一歩』最新話の内容に触れています

鷹村守が土手で寝そべっていたところ、弟子たちとランニング中の一歩に遭遇。鷹村はいたずら心をむき出しにして並走を試みたが、一歩のダッシュ力は健在で、全員を置き去りにしていく。

まだまだ肉体的には現役バリバリの一歩に対し、鷹村はやはり違和感を抱いた様子。同期の活躍を引き合いに出しつつ、嫉妬や羨望の気持ちがあるのではないかと詮索する。しかし一歩は屈託のない笑顔で、それを全否定してみせた。

そんなやりとりの後には、一歩と鷹村が意地を張って競争するシーンが。この時、鷹村は全速力を披露していたが、一歩は難なく並走。しかも、手足に重りを付けたまま驚異のダッシュ力を発揮している。

走るだけで褒められる一歩

2人とも“人外”という言葉がよく似合うポテンシャルだが、問題なのは一歩が現役を退いていること。一歩がパンチドランカー疑惑で引退してから、リアルタイムで4年以上が経過。それからというもの、作中では仲間やライバルの活躍が掘り下げられ、主人公だった一歩が応援・解説役に回っている。

それと同時に、何かと周囲が一歩のことを持ち上げる描写が目立つように。たとえば、これまで一歩を頑なに認めようとしなかった元ライバル・間柴了は、世界前哨戦を経て、素直に「凄い男だ」と認めていた。

そして今回は、脚力にかぎれば鷹村を上回りかねない実力を秘めているというニオわせ描写。しかしよく考えてみると、ただ土手を走っただけなので、ネット上では《どこにパワーアップ要素あったのかわからん》《問題はフィジカルよりディフェンス・コンビネーションといった技術面を捨てさせた件なんだが》といったツッコミも相次いでいる。

また、“なろう系”のような雰囲気すら出てきた一歩の持ち上げ方に、《無理やり一歩の名前出すのマジで勘弁》《特に実績ないのに周りがやたら持ち上げ出すという不自然極まりなさ》《これを延々延々やり続けてジタバタ持たすのかと思うと本当酷い》と難色を示す読者も少なくない。

今か今かと待たれる一歩の現役復帰だが、肉体だけは引退前よりも進化している模様。もしふたたびリングに上がることがあれば、とてつもないボクシングを披露してくれそうだが、一体いつになることやら…。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ」
■『はじめの一歩』133巻(森川ジョージ/講談社)

◆過去の「はじめの一歩」レビューはこちら

【あわせて読みたい】