『ジャンプ』54年の歴史で初!? 連載漫画がまさかのニッチネタかぶり

『ジャンプ』54年の歴史で初!? 連載漫画がまさかのニッチネタかぶり

『ジャンプ』54年の歴史で初!? 連載漫画がまさかのニッチネタかぶり (C)PIXTA

あらゆるジャンルの漫画が飽和状態にある昨今、扱うテーマがかぶってしまうのも珍しいことではない。しかし4月4日発売の『週刊少年ジャンプ』18号誌面で「尻子玉」というニッチすぎるネタがかぶってしまったようだ。

若い男女がカッパの餌食に…

今回ネタかぶりを起こしたのは、どちらも妖怪をテーマにしている漫画。妖(あやかし)を祓う忍者たちのラブコメ『あやかしトライアングル』と、妖怪がはびこる日本の裏社会を描いた『アヤシモン』だ。

「あやかしトライアングル」では、忍具職人の女子高生・香炉木恋緒(こうろぎれお)が、カッパに無礼を働いてしまう。そこで責任をとるため、自らお尻を差し出し、尻子玉を抜かせようとする…というきわどいシーンが繰り広げられた。

一方の「アヤシモン」は、キャバ嬢のような見た目の女性が登場。こちらも正体はカッパなのか、キュートな外見からは想像できない勢いで尻子玉を抜き取っている。

ちなみに「あやかしトライアングル」ではギリギリ未遂に終わったものの、「アヤシモン」では実際に尻子玉を抜くシーンが描かれていた。

たんなるネタかぶりならまだしも、尻子玉という意外なシチュエーションだったことで、読者たちも思わず反応、奇跡のシンクロに、《尻子玉が被ること、54年の歴史で初だろ…》《今週、週刊尻子玉ジャンプじゃなかった?》《ジャンプを全部読んでる人にしかわからない 今日のMVPは尻子玉》と盛り上がっている。

「あやトラ」はネタかぶりの宝庫!?

近頃の「ジャンプ」では、偶然にも別作品で同じネタが扱われるケースが頻発しており、とくに「あやトラ」はその回数が異様なほど多い。

たとえば約2カ月前の「ジャンプ」10号では、4つの作品においてキスシーンが描かれるという珍事件が発生。「あやトラ」でも濃密なキス回が繰り広げられていた。

また、「ジャンプ」5・6合併号に掲載された企画「冬の特別番外編」でも、他作品とのかぶりが勃発。各作家が1~2ページのおまけ漫画を載せたのだが、「あやトラ」と『アオのハコ』はどちらも「こたつ内でのアクシデント」というテーマを描いている。

さらに言えば、恋緒の初登場回が載った2020年44号でもネタの衝突事故が。そのエピソードでは恋緒が働く「忍具屋」がお披露目されたが、当時連載中だった『ぼくらの血盟』でもよく似た営業方針の店が初登場していた。

これほどまでにかぶりが生じるのは、「あやトラ」が妖怪・ファンタジー・バトル・ラブコメという幅広いジャンルに展開しているからだろうか。次はどんな奇跡が起きるのか、期待せずにはいられない。

文=野木

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