『ジャンプ』しまぶーの新作読切に酷評…「トリコの嫌なところを煮詰めた感じ」

『ジャンプ』しまぶーの新作読切に酷評…「トリコの嫌なところを煮詰めた感じ」

『ジャンプ』しまぶーの新作読切に酷評…「トリコの嫌なところを煮詰めた感じ」 (C)PIXTA

4月4日発売の『週刊少年ジャンプ』18号に、新作読み切り『魔界刑事マリボー』が掲載された。作者はグルメ漫画『トリコ』などで知られるベテラン漫画家・島袋光年だが、新作の反響はあまりよろしくなかったようだ。

「ジャンプ」のノリではない?

「魔界刑事マリボー」の舞台は、「善は罪」「悪は正義」と善悪の価値観がひっくり返った魔界。主人公のマリボーは、どんな事件も迷宮入りにする極悪刑事として登場する。魔界の混沌を守るため、事件あるところに現れては現場をひっかきまわす…という筋書きだ。

無差別攻撃、冤罪にはじまり、不条理なギャグをハイスピードで展開。島袋の作風がよく活かされていたものの、そのノリについていけない読者が多かったようだ。

SNS上では、《しまぶーの読み切り、言っちゃ悪いけど、マジで面白くないな》《ギャグが90年代で今の読者には受けなさそう》《トリコの嫌なところを煮詰めたような感じだった》《魔界刑事マリボー酷すぎた…ビルドキングもダメダメだったし、島袋のセンスは枯れてしまったのか…》《しまぶーの読み切り超絶キツイwww》と、ダメ出しの嵐が巻き起こっている。

「ビルキン」打ち切りの悪夢

島袋は「トリコ」に『世紀末リーダー伝たけし!』と、大ヒット作品をいくつも生んできた実績の持ち主。しかし最近の活動は雲行きが怪しく、2020年に連載されたバトル漫画『BUILD KING』は5カ月ほどで打ち切りになっている。

同作もコミカルなノリが随所に盛り込まれていたが、読者から「ギャグの古さ」を指摘されていたことが印象的。また、ギャグの内容が子ども向けだという指摘もあり、《BUILD KINGまじでコロコロ読んでる気分になる》《なんていうか、コロコロとかでやる感じの内容なんじゃないかって気がする》とも言われていた。

2021年に『集英社』が公開したデータによると、「ジャンプ」読者の年齢層は中高生や20代以上が中心で、小学生以下は12.8%ほど。10%強の読者にしか受けないネタでは、本誌で人気を得るのは難しそうだ。

「ジャンプ」では3作打ち切りが続けば“戦力外通告”となり、2度と連載できないというウワサも。ただ、酷評が相次ぎということは期待値が高いともいえる。島袋の打ち切りはまだ1作だが、この先復活することはできるだろうか…。

文=野木

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