ガンプラ転売問題でオタクが暴走! 日本最大級のホビーショップが風評被害の餌食に

ガンプラ転売問題でオタクが暴走! 日本最大級のホビーショップが風評被害の餌食に

ガンプラ転売問題でオタクが暴走! 日本最大級のホビーショップが風評被害の餌食に (C)PIXTA

昨今、何かと世間を騒がせている「ガンプラ」の転売騒動。問屋やホビーショップが絡んだ組織的な転売がウワサされていたが、思わぬ風評被害が生じてしまうこともあるようだ。つい先日は、日本最大級の大手ショップが“ネットのおもちゃ”になりかけていた。

転売をめぐる「デマ」が拡散

大手ショップ『あみあみ』に関するよからぬ憶測が出回ったのは、とあるツイッターユーザーの呟きがきっかけ。その投稿者は、「ガンプラ」が品薄になる原因について、同社が自社船に乗せて中国へ密輸を行っていたからだと主張していた。

該当ツイートは3万件を超えるリツイートによって、ネット中に拡散されることに。「あみあみ不買運動」がトレンド入りする大騒ぎを呼んだ。

だが、この告発ツイートはたんなる憶測であり、明確な情報ソースすら存在しなかった模様。別のネットユーザーから矛盾点を指摘されると、ツイートを削除し、「真偽不明」だったことを認めていた。

しかし謝罪ツイートの方は話題性に欠けるためか、500リツイートもされておらず、あまり広まっていない印象。ネットユーザーの中には、いまだに誤情報を信じ込んでいる人も多いかもしれない。「あみあみ」にとっては、とんだ迷惑だろう。

「問屋」黒幕説がスタンダードに

誤った情報が広まってしまう背景としては、最近定着しつつある「『問屋』黒幕説」の影響を考えざるを得ない。

そもそも「ガンプラ」ファンたちは、商品が店頭に並ばないことについて、「問屋」への不信感を募らせている。「バンダイ」が製造した商品を「問屋」が横流ししているため、小売店の在庫が少なくなっていると考えられているのだ。

今年2月にも大手ホビーショップを名指しで「悪」とする説が広まり、「ガンプラ」ファンたちが大激怒していた。真偽は不明だが、すでに彼らの間で「問屋=悪」という図式が完成していることは確か。疑わしい企業や店舗があると、真偽はさておきとりあえず炎上させる流れが生まれている。

いわゆる「転売ヤー」が社会悪だとしても、関係のない人や企業まで炎上させるのは大きな問題だ。冤罪を生んでしまえば、逆に告発する側が「悪」になってしまう。

『あみあみ』は画像認証を導入しbotによる購入を排除しようとするなど、転売ヤー対策に熱心な優良企業。うがった見方をすると、今回の炎上はそれに反感を抱いた個人転売ヤーの逆恨み&矛先そらしのようにも見えてしまうが…。

文=大上賢一

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FabrikaSimf / PIXTA

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