カイドウが主人公に!?『ONE PIECE』1047話ギア5を受け入れられない読者たち

カイドウが主人公に!?『ONE PIECE』1047話ギア5を受け入れられない読者たち

『ONE PIECE』102巻(尾田栄一郎/集英社)

4月25日発売の『週刊少年ジャンプ』21・22合併号に、尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE』の最新話が掲載された。カイドウが、かの海賊王ゴール・D・ロジャーについての新たな事実を語り、読者から驚愕の声が上がっている。

※『ワンピース』最新話の内容に触れています

第1047話『都の空』では、ギア5に覚醒したルフィとカイドウの激しいバトルが進行中。カイドウは奇想天外なルフィの攻撃に意表を突かれるが、それでもなお“四皇”の猛攻は止まらない。

雷を素手でつかんで攻撃する「ゴムゴムの雷」を見ても動揺するどころか、「悪魔の実」の無力さを説き始める始末。カイドウによると、「悪魔の実」の能力で世界を制することはできず、「覇気」だけがすべてを凌駕するという。

そこで根拠として言及されたのが、伝説の海賊王。ロジャーは「悪魔の実」の能力者ではなかったというのだ…。

ロジャーは海賊王に上り詰めただけあって、その実力は作中トップクラス。実際に、全盛期の白ひげと互角に渡り合っていたことが印象的だ。当然、その力は何らかの能力に支えられていると思われていたが、実際には「覇気」の力だけで戦っていたことになる。

ロジャーが非能力者だったという事実に、ネット上では《ロジャー覇気だけで上り詰めたのかヤバいな》《レイリーも無能力だし覇気だけで海賊王になったとか強すぎ!》《ロジャー覇気だけで海賊王になったんか…》と衝撃を受ける読者が続出していた。

しかしその一方で、ロジャーにまつわる新事実に反発する声も少なくない。SNS上では《結局覇気ゲーだったwww》《結局、覇気が強い子一等賞てわけ》《覇気かーでも結局覇気かー》と微妙な反応を示す人が見受けられる。

「悪魔の実」は無力なのか…

『ONE PIECE』ではこれまで、ユニークな「悪魔の実」の能力者たちがバトルを盛り上げてきた。バトル漫画でお馴染み、直接相手にダメージを与える能力から、他に類を見ないユニークな能力まで、その種類はさまざま。「悪魔の実」こそ、『ONE PIECE』らしさを形作っているという意見も根強くあるほどだ。

そうした考えの読者にとっては、「悪魔の実」よりも「覇気」を重視するカイドウの発言は残念なものだったのだろう。実のところ「覇気」の効果は、「ザコ敵を一掃する」「敵の動きを読む」「攻撃を強化する」など、他のバトル漫画でもありふれたものばかり。もし最初から“覇気比べ”の作品だったら、これほどの大ヒット作にはなっていなかったのではないだろうか。

しかし、ルフィのギア5の戦い方に納得できない読者も多く、《やっぱカイドウさんよ。もう主人公だろこれ》《もうカイドウ主人公で良いんじゃない? 結局最後までふざけたまま勝っちゃいそうだし5の戦い方嫌いだなぁ》《悪魔の実は勝敗の決定打にならず、覇気が全てを超越する。そう言って新技を放つカイドウさんカッコイイ》《ルフィが覚醒に覚醒を重ねて謎の主人公補正までかけてなお、拮抗かやや不利ってカイドウ強すぎでしょ。四皇に対してどんだけ隔絶した実力差だったのよ》《ギア5、ニカの力にペースを乱されず圧倒し返すカイドウさんすげぇよ…》といった声も聞かれるほどだ。

ただ、今回のエピソードでも分かるように、主人公であるルフィはあくまで能力者としての戦い方を強く打ち出している。カイドウの認識が“旧時代”のものである可能性も、大いにあるはずだ。

むしろ、ロジャーが到達できなかった何らかの真実へのカギは、「悪魔の実」を突き詰めた先にあるのかもしれない…。

文=Tら
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』102巻(尾田栄一郎/集英社)

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