今、ダンス漫画が熱い! アフタヌーンの新星『ワンダンス』がファンを熱狂させるワケ

今、ダンス漫画が熱い! アフタヌーンの新星『ワンダンス』がファンを熱狂させるワケ

今、ダンス漫画が熱い! アフタヌーンの新星『ワンダンス』がファンを熱狂させるワケ (C)PIXTA

近年、ダンス漫画が熱い。今年4月からはジョージ朝倉のバレエ漫画『ダンス・ダンス・ダンスール』のアニメ放送がはじまり、本格社交ダンス漫画『ボールルームへようこそ』もいまだ根強い人気を誇っている。そんな中、『ワンダンス』という作品がネクストブレイク筆頭として注目を浴びているようだ。

徹底的にリアルなダンス漫画

「ワンダンス」は2019年3月号より『月刊アフタヌーン』にて連載が開始され、現在単行本が7巻まで発売されているダンス漫画。

同作の主人公は、子どもの頃から吃音症に悩んでいた“カボ”こと小谷花木(こたに・かぼく)。彼は高校入学後、ふとした拍子に湾田光莉(わんだ・ひかり)という少女のダンスを目撃。言葉以外にも自分を表現する方法があることに衝撃を受ける。そして湾田に誘われるがまま、ダンス部に入部すると、周囲の刺激を受けながら本物のダンサーとして覚醒していく…。

同作の大きな見どころとなっているのは、何よりもダンス描写のリアリティーだだろう。実は作者の珈琲は、ダンス歴10年以上というバリバリの経験者。ダンス時の動きの表現や、劇中に登場する楽曲のチョイス、はたまた初舞台の緊張感…。取材だけでは分からない、プレイヤーならではの実感を見事に作中に落とし込んでいる。

また、主人公が「吃音症」という設定である点も、作者自身と共通しているとのこと。キャラクターのコンプレックスまで当事者性をもってリアルに描かれているため、よりダンスシーンの開放感が生々しく感じられるのだろう。

実はラブコメ要素がメイン!?

「ダンス漫画」と聞くととっつきにくい印象があるかもしれないが、「ワンダンス」の武器はダンスのリアリティーだけではない。それはヒロインである湾田光莉の存在だ。

主人公と彼女は、部活外で秘密の特訓を行っている設定なのだが、2人きりの時にしか見せない仕草やセリフなどはかなり甘酸っぱい。いわゆる萌え要素を感じさせる部分もあるほどだ。ある意味、『からかい上手の高木さん』や『イジらないで、長瀞さん』などを代表とする、近年流行の「〇〇さん」系作品ともつながるかもしれない。

まるで自分が実際に踊っているかのようなリアルなダンスシーンと、かわいい「湾田さん」とのイチャイチャラブコメ。一見相反する要素を同時に楽しめる点も、この漫画の大きな注目ポイントだろう。

ダンス漫画ブームの中で、勢いに乗り始めている「ワンダンス」。ダンスもブームも、タイミングよく乗っかることが重要なポイント。ビックウェーブに乗り遅れないよう、今のうちにチェックしておくことをオススメしたい。

文=富岳良

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