『キルミーベイベー』は二度死ぬ? 声優の不祥事に続いて“ロシアタブー”の逆風

『キルミーベイベー』は二度死ぬ? 声優の不祥事に続いて“ロシアタブー”の逆風

『キルミーベイベー』は二度死ぬ? 声優の不祥事に続いて“ロシアタブー”の逆風 (C)PIXTA

2012年に放送されて以来、ネット上でカルト的な人気を博しているアニメ『キルミーベイベー』。今でもアニメの第二期を熱望するファンが後を絶たないものの、2022年現在、その可能性はさらに絶望的になっているのかもしれない。

ロシアに関係するものはタブー?

「キルミーベイベー」は、『まんがタイムきららCarat』で連載中の4コマ漫画を原作としたアニメ。ちょっと天然な女子高生・折部やすなと、そのクラスメイトである殺し屋・ソーニャの2人を中心に繰り広げられるブラックコメディーだ。

2人のコミカルかつバイオレンスな日常は、かなり中毒性が高く、ネット上でたちまち人気に。放送終了後には、“ロス”状態に陥る人が相次いでしまい、「キルミーベイベーは死んだんだ」というミームが広まっていた。

当然、続編となるアニメ第2期を期待する声も多いのだが、そこでネックとなるのが“ロシア”要素。ソーニャはその名前からロシア人の殺し屋と推測されており、アニメ主題歌『キルミーのベイベー!』は、ロシア民謡をモチーフにした楽曲だった。

その一方、エンタメ業界ではロシアのウクライナ侵攻を受け、“ロシアタブー”の波が生じている最中。先日『カートゥーン ネットワーク』で再放送されたアニメ『ダンベル何キロ持てる?』にて、某大統領を彷彿とさせる「ペーチン」なるキャラクターがカットされていたことも記憶に新しい。タブーが機能している間は、「キルミーベイベー」2期の企画は動かしにくいようにも思われる。

過去には声優のやらかしも…

なお「キルミーベイベー」は、過去にも1度コンテンツとして危機に瀕したことがある。2015年、呉織あぎり役を務めていた声優・高部あいが違法薬物を所持していた疑いで逮捕されたのだ。

主要キャラの声優が薬物関係で逮捕されたショックは大きく、作品自体も“草ネタ”でいじられてしまうことに。その後、高部は起訴猶予処分となったものの、実質的に芸能界を引退している。

またショッキングなニュースを受け、アニメ2期が絶望的になったと考える人も多かったようで、当時は《2期は来ない。現実と向き合おう》《終わった…キルミー終わった…》《だから早くキルミー2期をやっとけとあれほど言ったのに》といった声があふれていた。

とはいえ、声優の件に関しては一筋の光明も見えている。2018年、「きらら」作品が集まるスマホゲーム『きららファンタジア』に参戦したのだが、あぎり役には新たに篠田みなみという別の声優がキャスティングされている。後は不祥事で損なわれた作品のイメージを取り戻すだけ…というわけだ。

はたして「キルミーベイベー」はいつか復活を遂げられるのか。悲しみの弔鐘が鳴りやむ日がやってくることを待ち望みたい。

文=「まいじつエンタ」編集部

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