サンジがただのセクハラオヤジに? アニメ『ONE PIECE』に「解釈違い」と批判

サンジがただのセクハラオヤジに? アニメ『ONE PIECE』に「解釈違い」と批判

『ONE PIECE』102巻(尾田栄一郎/集英社)

国民的冒険アニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)の第1016話『怪物決戦! 意地張りあう三船長』が、5月8日に放送された。作中ではサンジが「悪代官ごっこ」を行う姿が描かれ、原作ファンからは“解釈違い”だと指摘する声が巻き起こっている。

※アニメ『ONE PIECE』最新話の内容に触れています

ついにルフィと四皇・カイドウが激突する中、サンジは鬼ヶ島城内の大宴会場にて「飛び六胞」ブラックマリアに捕まっていた。しかし逃げ出したい思いとは裏腹に、心の中では彼女とその美しい部下たちに囲まれ、骨抜きになってしまう。

サンジは意を決してその場を離れようとするが、ブラックマリアが放ったクモの糸が行く手を阻む。するとサンジは糸を利用して、彼女の部下たちを拘束。そして興奮気味に糸を引っ張り、“悪代官ごっこ”を決行し、クルクルと回る姿を堪能する…。

“悪代官ごっこ”とは時代劇などのワンシーンを再現したもので、地位の高い男性が「よいではないか」と迫り、女性の着物の帯を引っ張るという流れ。サンジはこれが“夢”だったらしく、クモの糸を帯の代わりにして決行していた。

よほど楽しかったのか、サンジはノリノリで目をハートにさせながら大興奮といった表情。その後に、「いかん! セクハラ、ダメ、絶対」と我に返っていたものの、言葉と行動が矛盾しているようにも見える。

紳士なサンジが女性蔑視キャラに…?

一連の言動に対して、ドン引きする視聴者も。ネット上では《そのアニオリはダメだよ、サンジくんのキャラ解釈ミスってるよ》《よいではないかするサンジくん、解釈違いなんだけど》《サンジお前もう船降りろ》《あまり不用意にアニオリ入れて欲しくないとは思う》《サンジの所とかしつこくて、ギャグが寒い》といった声が殺到していた。

というのも、サンジは本来、誰よりも紳士であることを心がけるキャラクター。女性に目がなく、欲望に忠実ではあるものの、それを行動に移すことはほとんどなく、いついかなる時も女性を大切にしている。

それに対して、「悪代官ごっこ」は現代では明らかなセクハラ行為。“セクハラオヤジ”めいた行動が、一部の視聴者から批判されてしまったのも、キャラクター設定を考えれば妥当かもしれない。

とはいえ、そもそも原作のストックがしっかりあれば、わざわざ地雷描写を入れずに済んだはず。アニメスタッフにとってはますます苦しい状況が続きそうだ…。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』102巻(尾田栄一郎/集英社)

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