
『まちカドまぞく』6巻(伊藤いづも/芳文社)
百合とエモーショナルの交じり合うアニメ『まちカドまぞく2丁目』(TBS系)の第6話『夕日の誓い! まぞくたちの進む道!』が、5月12日に放送された。さまざまな意味で“神回”になったようで、ファンからは興奮冷めやらぬ声が上がっている。
※『まちカドまぞく』最新話の内容に触れています
千代田桃の姉・桜を探すため、自身の記憶の中へとダイブしたシャミ子。だが記憶世界の中で、桜本人が姿を現す。彼女は約10年前、呪いで衰弱していたシャミ子を救うため、魔法少女の力で彼女と同化。呪いがあるかぎり、シャミ子の身体からは出られないという。
その後、魔力切れで桜は消えてしまい、シャミ子は嫌な記憶に襲われ身動きできない状態に。危機一髪のところで、桃が命がけでシャミ子を救出にやってくる。桃にとって、桜はもちろん、シャミ子の存在も大切なものとなっていたのだ。
\今日は第6話放送日!/
TVアニメ「まちカドまぞく 2丁目」本日放送です!お楽しみに😈✨第6話『夕日の誓い! まぞくたちの進む道』
TBS:本日深夜1:28
これまでのおさらいは配信をチェック→ https://t.co/NK9JpQUcEZ#まちカドまぞく pic.twitter.com/s6hcVeltHk
— TVアニメ『まちカドまぞく』公式 (@machikado_staff) May 12, 2022
桜がシャミ子に託した桃への想いや、危険を顧みずシャミ子の安全を優先する桃、そして桃の笑顔のために奮闘してきたシャミ子…。お互いを想う気持ちが絡み合うストーリーとなっていた。
原作でも人気が高く、物語としても1つの節目となっているエピソードに、原作ファンからは《原作で読んだときからいつか映像で見たいと思っていた》《このエピソードをアニメで見れる日をどれだけ待ったのだろう》という声すら上がっている。
最終回と見紛う神演出!
さらに今回のエピソードは、アニメならではの表現によって感動が上乗せされている。それは、桃が初めて心からの笑顔を見せたラストシーン。シャミ子の努力が報われ、2人の想いが通じ合う瞬間、1期のオープニング曲『町かどタンジェント』がフルで演奏されたのだ。
この曲の歌詞には、「たとえ君が遠く離れても 必ず追いかけるよ」といったフレーズなどもあり、物語と深くリンクした内容となっている。ファンのハートも否応なしに鷲掴みにしたようで、《やばい! ここで1期の曲!! 最高すぎる》《泣くわ、こんなん》《突然の笑顔の告白! 1期のオープニング! 最終回みたいな展開に胸が熱すぎる!》《おいそこで1期OPを回収するんじゃない!! 泣かせる気か!》と、感動の声が続出していた。
もともと、1期の時点で高く評価されていたアニメだが、今回はそれを上回るほどの大好評。しかもこれが最終話ではなく、まだ折り返しに差し掛かった第6話だ。大きな山場を経て、次はシャミ子たちのどんな日常が描かれるのか、楽しい時間はまだ終わらない。
文=野木
写真=まいじつエンタ
■『まちカドまぞく』6巻(伊藤いづも/芳文社)