
『ONE PIECE』102巻(尾田栄一郎/集英社)
国民的冒険アニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)の第1017話『大技連発! 最悪の世代の猛攻!』が、5月15日に放送された。作中では劇場版を彷彿とさせる“神作画”の戦闘シーンが繰り広げられ、視聴者から歓喜の声が続出している。
※アニメ『ONE PIECE』最新話の内容に触れています
「ドクロドーム」屋上にて、ルフィ、ロー、キッドたち「最悪の世代」と、カイドウとビッグ・マムによる最強コンビが激突。ルフィたちは「ギア4」「磁気魔人」「タクト」と各々の技を出し惜しみなく仕掛けていく。
その姿にカイドウは、「まるで怪物じゃねぇか、こいつら。来い、お前らの力、海賊王に値するか見せてみろ」と余裕の笑み。ルフィの攻撃を強靭な肉体で凌ぐと、龍の姿によって迎え撃つのだった──。
\ #ワノ国編 アニメ放送情報!/
アニメ『ONE PIECE』1017話「大技連発!最悪の世代の猛攻!」は5月15日(日)朝9:30より放送
〝最悪の世代〟5人の大技がカイドウへ炸裂!
本日21:00~配信の #麦わらスペース を聞いて、
アニメ放送もお楽しみください!https://t.co/SovaJ1n5s6#ONEPIECE pic.twitter.com/J9bOBK3h06— ONE PIECE.com(ワンピース) (@OPcom_info) May 14, 2022
過去の「ONE PIECE」は作画の不安定なアニメだったが、「ワノ国編」では一転して“神作画”のバトルシーンを連発。「最悪の世代」によるカイドウとの戦闘も、劇場版レベルのクオリティーで描かれ、注目を集めている。
今回の放送もそれぞれの繰り出す技が精密に描かれ、三つ巴で立ち向かう姿はとてもテレビアニメとは思えないクオリティー。手に汗握る作画に、視聴者も日曜の朝とは思えないほどに大興奮したようだ。
ネット上では、《めっちゃ神作画では? もはや短編映画なんよ》《アニワンの作画が良すぎて何回も見てしまう》《週アニメなのに作画頑張りすぎwww》《アニワン1017話の作画何事? ジブリ? これほぼ映画じゃん》《アニワンの作画が化け物すぎる。ここ数年のアニメ全体の中でも、かなり上位だ…》といった歓声が溢れかえっている。
名シーンを生んだアニメーターたち
大絶賛が巻き起こった今回の戦闘シーンだが、作画監督を務めたのは中国出身の天才アニメーター・涂泳策氏。躍動感のあるアクションを得意とし、今までに映画『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』やアニメ『ドラゴンボール超』など、さまざまな人気タイトルに携わっている。現在は「ONE PIECE」を中心に活躍し、話題を呼んだ1000話記念のスペシャルオープニングにて原画を担当した実力派だ。
ちなみに視聴者絶賛の神作画は、涂氏も納得がいく出来栄えだったらしい。ツイッター上では《こういう素晴らしい話数作監やらせていただいて、光栄です! 世の中のうまいアニメーターさん達の力でできた1話なので、お楽しみにしてください!》と告知している。
明日アニワン1017話作画監督やらせていただきました!こういう素晴らしい話数作監やらせていただいて、光栄です!世の中のうまいアニメーターさん達の力でできた1話なので、お楽しみにしてください!!放送まで後20時間!!
— 塗泳策 (@tuyongce2013) May 14, 2022
他にも石塚勝海氏など、実力派のアニメーターたちが集結した今回のエピソード。「ワノ国編」のクライマックスに向けて、制作陣も総力を尽くしているのだろう。ここから長い戦いが始まりそうだが、どんな作画が見られるのか楽しみだ。
文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』102巻(尾田栄一郎/集英社)