『ゴールデンカムイ』完結で暗黒期に!?『ヤンジャン』メジャー作品不足の手痛い現状

『ゴールデンカムイ』完結で暗黒期に!?『ヤンジャン』メジャー作品不足の手痛い現状

『ゴールデンカムイ』完結で暗黒期に!?『ヤンジャン』メジャー作品不足の手痛い現状 (C)PIXTA

『週刊ヤングジャンプ』の看板漫画だった『ゴールデンカムイ』が、4月28日をもって完結を迎えた。多くの読者を魅了した作品だっただけに、その抜けた穴はかなり大きい模様。今後、雑誌が“暗黒期”に突入するという憶測も飛び交っている。

「ヤングジャンプ」読者たちがロス状態に

「ゴールデンカムイ」は野田サトルによる作品で、2014年から連載を開始。明治時代の北海道を舞台に、アイヌの埋蔵金をめぐる戦いを描いたサバイバルバトル漫画だ。累計発行部数は1,900万部を超えており、TVアニメ化のほか、最近は実写映画化されることも発表されている。

そんな同作は4月28日発売の「ヤングジャンプ」22・23合併号で大団円を迎えたが、いまだ現実を受け入れられない読者は多い。ネット上では、《今週ヤンジャン読んだ時にゴールデンカムイロスを実感…》《あ、今週からゴールデンカムイ載ってないヤンジャンなんだ…》《目次みて落ち込む程度にはロス入ってますね》という痛ましい声が上がっていた。

さらには、同作が抜けた「ヤングジャンプ」の連載ラインナップについて、《ゴルカム終わって暗黒期を迎えた模様》《代表する漫画が育ってない》と指摘する声も。読者たちは明るい未来を想像できないようだ。

穴を埋める作品は?

現在の連載陣で、「ゴールデンカムイ」と同クラスの看板作品を挙げるなら、原泰久の『キングダム』と赤坂アカの『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の2作だろう。いずれもアニメ化や実写化されており、世間的な知名度は高いと思われる。

しかし「かぐや様」は恋愛頭脳戦の要素がほとんどなくなっており、ストーリーはもう終盤。近い将来、看板作品が「キングダム」だけになってしまう可能性は高そうだ。

その一方で、『【推しの子】』や『少年のアビス』なども人気が高いものの、まだメジャータイトルとは言い難い規模感。内容的にも一般読者というよりは、漫画通にウケがいい作品なので、今後も看板作品になるかどうかは微妙なところかもしれない。

こうした中で読者から望まれてるのは、現在休載中の作品の復活だ。原作・貴家悠、作画・橘賢一の『テラフォーマーズ』は、貴家の体調不良で2018年以降、休載が続いている。そして『SLAM DUNK』『バガボンド』で知られる井上雄彦のバスケットボール漫画『リアル』もまた休載が続いている状況。もし復帰することがあれば、「ヤングジャンプ」の救世主になることだろう。

もちろん一番望ましいのは、次世代を牽引する新星が現れること。雑誌が没落する前に新たな才能が見つかるといいのだが…。

文=野木

【画像】

master1305 / PIXTA

【あわせて読みたい】