アニメ『盾の勇者』はなぜ失速した? 大ヒットの1期から爆死ムードの2期に…

アニメ『盾の勇者』はなぜ失速した? 大ヒットの1期から爆死ムードの2期に…

『盾の勇者の成り上がり』20巻(著:藍屋球、原作:アネコユサギ、キャラクター原案:弥南せいら/KADOKAWA)

『小説家になろう』の人気小説を原作としたTVアニメ『盾の勇者の成り上がり』。2019年に放送された1期は大ヒットしたが、4月から放送されている2期はほとんど話題になっていない。その原因は、一体どこにあるのだろうか。

1期は神アニメだったのに…

「盾の勇者の成り上がり」は、異世界に転生し「盾の勇者」として生きることになった岩谷尚文が主人公だ。アニメ1期では、武器を持てず「盾」しか使えない勇者というユニークな設定と、下克上の物語によって人気が爆発。国内外で「神アニメ」と言われるほど好評だった。

そんな成功があったため、当然2期にも大きな期待が寄せられることに。だが、いざ放送されてみると、視聴者の反応はいまいち盛り上がりに欠けている様子だ。

ネット上のファンからは、《なんか盾の勇者2期から失速した感ある》《今期観るの途中で辞めちゃいそう めちゃくちゃ失速してね》《途中切りするかもしれんわ 作画も内容も劣化しすぎ》《二期は何がしたいのか意味不明で見るのやめるわってレベルにまで劣化してた》と厳しい指摘が飛び交っている。

1期で完結すべきだった?

ファンの間では、失速の理由についてさまざまな推測が行われている。とりわけ、一番の見せ場である“成り上がり”が、1期ですでに描き切られているために、パワーダウンが否めないという意見が有力だ。

アニメ1期は、尚文が冤罪で罪人扱いされる1話からスタート。そこから善行を重ね、勇者として少しずつ周囲の信頼を勝ち取りながら、黒幕に一泡吹かせるまでを描いていた。

そのため、2期以降は“成り上がった後”の話。《1期でやること大体終わってなんか蛇足な気がするな》《スッキリ終わっただけに二期はどこか蛇足感があるかな》《もう不遇モード終わってカタルシスないしテーマに合ってないよね》と、ストーリーを蛇足と捉えている視聴者も多い。

また、2期前半で描かれた「霊亀編」は、そもそも原作ファンからの評価も芳しくなかった。《霊亀編以降微妙だなあと読むのやめた》《亀編異世界編はマジで退屈》とも評されており、アニメ化されたとしても、人気に火がつく望みは薄かったのかもしれない。

ストーリーだけでなく、アニメ制作サイドについても変化があった。2期はスタッフや制作会社が変わっており、テイストが変わっている。1期が演出や構成・作画も含めて好評だった分、見劣りしてしまうのだろう。

すでにファンの間では反省会が行われているが、不評の「霊亀編」が終わった後に巻き返すことはできるのだろうか…。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『盾の勇者の成り上がり』20巻(著:藍屋球、原作:アネコユサギ、キャラクター原案:弥南せいら/KADOKAWA)

◆過去のアニメ「盾の勇者の成り上がり」レビューはこちら

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