『FGO』新サーヴァントの宝具に大ミス?「征服前にハギアソフィア聖堂にミナレットが…」

『FGO』新サーヴァントの宝具に大ミス?「征服前にハギアソフィア聖堂にミナレットが…」

『FGO』新サーヴァントの宝具に大ミス?「征服前にハギアソフィア聖堂にミナレットが…」 (C)PIXTA

大人気スマートフォン向けゲーム『Fate/Grand Order』(FGO)にて、新サーヴァント「コンスタンティノス11世」が実装された。しかし「Fate」シリーズの必殺技である「宝具」の演出について、一部のオタクから思わぬツッコミが殺到しているようだ。

宝具演出に致命的なミス?

もはや説明不要かもしれないが、『FGO』は歴史上の偉人が“サーヴァント”となって登場するゲーム。コンスタンティノス11世もそんな偉人の1人で、東ローマ帝国の最後の皇帝として知られている。

オスマン帝国の猛攻を受け、陥落寸前の首都「コンスタンティノープル」で行ったとされる最後の演説はあまりに有名。「神よ、帝国を失う皇帝を許し給うな。都の陥落とともにわれ死なん」などと兵を鼓舞し、自らも敵軍に突っ込んでいったという。

そんなコンスタンティノス11世が「FGO」で所持する宝具は、「祈誓たるは三重の貴壁」という防御系のバフ技。おそらくコンスタンティノープルの陸側を守っていた三重構造の城壁「テオドシウスの城壁」にちなんだ宝具で、演出では攻撃を受ける首都全域を俯瞰するシーンも映されていた。

しかし一見、東ローマ帝国時代のコンスタンティノープルの街並みだが、このカットに思わぬ落とし穴が。今まさにオスマン帝国から総攻撃を受けているように見えるコンスタンティノープルの「ハギア・ソフィア聖堂」に、陥落後に建てられたはずの尖塔「ミナレット」があったと指摘されている。

すでに陥落した首都を守る英霊

キリスト教の大聖堂である「ハギア・ソフィア聖堂」は、陥落後にイスラム教のモスクとして転用されたという歴史が。「ミナレット」もイスラム教の宗教施設に建てられる尖塔なので、陥落前のコンスタンティノープルにあるのは致命的な間違いなのだそうだ。

そのためネット上では、《イスラームの征服前にハギアソフィア聖堂にミナレットが建っている…妙だな》《イスラームが征服済みの街守ってることになってて草》《もしこれがうっかりだとしたら運営はお粗末過ぎないか?》《高校の世界史レベルやぞ》といった声が上がっている。

しかしそもそもアーサー王や織田信長が女体化されて登場する世界観なので、歴史が覆る程度の致命的なミスでも、ストーリー次第ではどうにかなりそう。なにより歴史オタク以外の一般ユーザーは、今回のミスにまったく気づかないだろう。

ちなみに一部の研究者界隈でも、ツッコミどころ満載の「FGO」には寛容な印象だ。以前、YouTube動画『ゲームさんぽ』にて、古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家の藤村シシン氏が登場した際には、「研究者どうしの飲み会とかに行くと、必ずこのFate(Fate/Grand Order)の話になる」と明かしていた。

時代考証について本気で批判したりせず、面白おかしくツッコミを入れるくらいが、「FGO」との接し方としてちょうどいいのかもしれない。

文=大上賢一

【画像】

Kostiantyn Postumitenko / PIXTA

【あわせて読みたい】