エヴァ“魔改造フィギュア”で逮捕者! グレーゾーン取り締まりにオタクから同情の声も…

エヴァ“魔改造フィギュア”で逮捕者! グレーゾーン取り締まりにオタクから同情の声も…

エヴァ“魔改造フィギュア”で逮捕者! グレーゾーン取り締まりにオタクから同情の声も… (C)PIXTA

5月18日、岡山県在住の男性が人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の“魔改造”フィギュアを無断で販売していたとして、逮捕される事件が発生。オタク文化特有のグレーゾーンの領域だっただけに、ネット上では同情の声も上がっている。

またもや魔改造フィギュアで逮捕者

オタク界隈における「魔改造」とは、フィギュアなどを自分のアイデアによって大きく作り変えること。ある商品の部品を別の商品と取り換える手法が一般的で、キャラクターへの性的な欲求が原動力となっていることも多い。

今回の場合は、惣流・アスカ・ラングレーの頭部を別のキャラクターの胴体に取り付けるという改造だった模様。男性は各フィギュアを数千円で購入した後、改造を施して1万円程度で販売していたという。これまでに約180万円の利益を得ていたが、権利者に許諾を得ていなかったため、著作権法違反の疑いで逮捕されたようだ。

こうした事例で逮捕者が出たケースは過去にも。たとえば、2019年には『ラブライブ!』シリーズや『ガンダム』シリーズに登場する女性キャラクターの「魔改造」フィギュアを販売していたとして、出版社員の男性が逮捕されている。

本はOKでフィギュアはアウト?

しかし厳しい処罰に対して、ネット上では同情の声がチラホラ。《これを捕まえるなら、同人誌が先じゃないか?》《「魔改造」は逮捕されて「同人誌・同人改造」だと逮捕されないの? 何がどう違うの?》《二次創作の同人誌でこれ以上稼いでる人たくさんいるはず》と、首を傾げる人も少なくない。

たしかに、同人誌などの二次創作も著作権法的にはアウト。だが、魔改造フィギュアに比べて、同人誌の販売が違法行為として取り沙汰されることは少ない印象だ。それどころか、日本では「コミックマーケット」などの即売会を1つの文化として黙認している節があった。

また、《超絶改造プラモはOKなのに、魔改造はダメとか》《右から左に流すだけの転売屋がはびこってて、こうやってそれなりに手を加えて手間もかけてる人が逮捕されるの、なんかちょっと気の毒な感じもする》といった指摘も。いずれにしろ、法整備が十分進んでいないことに原因があるものと思われる。

もちろん一般的に見逃されているといって、他のケースが許されるわけではない。むしろこれまでの騒動を見るに、フィギュア界隈の取り締まりが厳しいことは端的な事実だ。二次創作を行う際には、その界隈のルールを守ることが何より大切なのだろう。

文=「まいじつエンタ」編集部

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