『ワンパンマン』209話“差し替え”で全く別の展開に…プロットの改変に募る不信感

『ワンパンマン』209話“差し替え”で全く別の展開に…プロット改変に募る不信感

『ワンパンマン』24巻(原作:ONE、漫画:村田雄介/集英社)

『となりのヤングジャンプ』で連載中の村田雄介版『ワンパンマン』。先日配信された209話が修正され、作画だけでなく、ストーリーまでまったく別物に差し替えられた。ファンからは賛否両論の反応が上がっているが、それに加えて“とある懸念”も浮上している。

※『ワンパンマン』最新話の内容に触れています

差し替えられたのは、5月12日に配信された第209話。サイタマとガロウによる真剣勝負を描いたエピソードだ。

元々のバージョンでは、ガロウがサイタマとの圧倒的な力の差を痛感し、絶対悪になることを諦める展開に。ラストシーンでは、ちゃぶ台を挟んでサイタマが説教しようとする、多少コミカルなシーンが話題になっていた。

しかし改変されたバージョンでは、謎の存在である「神」が介入。サイタマに抗うため、ガロウはバングに成りすました「神」の誘惑を受け入れ、「覚醒ガロウ 宇宙的恐怖モード(コズミックフィアーモード)」という新たなステージに到達するのだった…。

元のバージョンは原作にあたるONE版と大きくかけ離れており、激しい賛否を招いていた。それを参考にした結果、多少原作に寄った新バージョンへと改変されたのかもしれない。

ONEのプロットが存在するはずだが…

そもそも、村田版「ワンパンマン」は作画を村田が担当し、原作としてONEが監修するということになっていたはず。つまり、原作とは違う展開でもONEのプロットがあり、それを村田が作画している…と考えられていた。

しかし、今回の差し替えでは、一度公開されたエピソードがまったくの別物に変貌。もしプロットが最初に存在したとすれば、別物のエピソードが描かれるのは不可解にも思える。ONEが自らのプロットに納得できず、それを修正したバージョンをあらためて制作したのかもしれないが、いずれにしろ妙な成り行きではあるだろう。

SNS上では、村田とONEの連携について問題視するファンも多数。《何をどうしたらあの話からこれになるわけ? 台詞回しも微妙に原作に寄せとるし何がしたいんやろ》《ONEのネーム通りに描いてるなら修正いらんやろ》《原作者と作画で打ち合わせしてないんか? 編集とかいないの?》と疑問の声が上がっていた。

実際のところ、村田とONEがどんな風に協力しているのかは不明。作品の方向性にブレが生じてしまうことだけが気がかりだ。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『ワンパンマン』24巻(原作:ONE、漫画:村田雄介/集英社)

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