アニメ『SPY×FAMILY』第8話で原作改変! ユーリが贈った“真っ赤な薔薇”に違和感

アニメ『SPY×FAMILY』第8話で原作改変! ユーリが贈った“真っ赤な薔薇”に違和感

『SPY×FAMILY』9巻(遠藤達哉/集英社)

『少年ジャンプ+』の大人気漫画を原作としたアニメ『SPY×FAMILY』(テレビ東京ほか)の第8話『対秘密警察偽装作戦』が、5月28日に放送された。ヨルの弟・ユーリが初登場したが、とあるシーンの原作改変によって、ちょっとした議論を巻き起こしている。

※アニメ『SPY×FAMILY』の内容に触れています

ヨルはロイドとの暮らしや結婚について、ユーリには黙っていたが、ようやく報告。それを聞いたユーリは、姉の結婚祝いのためにロイド一家を訪問することになった。

そして後日、フォージャー家の前には、大きな花束を携えたユーリの姿が。彼は愛する姉との久しぶりの再会に胸を躍らせつつ、婚約相手であるロイドに敵意を剥き出しにする。一方でロイドも“偽りの家族”がバレないよう、ユーリの本性を探りながら、水面下の情報戦を繰り広げていく──。

基本的には原作に沿った展開だったが、そこでユーリが持っていた花束に改変が行われていた。原作では「胡蝶蘭」の花束を持って登場していたが、なぜかアニメ版では「真っ赤なバラ」の花束に差し替えられていたのだ。

シスコンの心情を花言葉で表現?

胡蝶蘭といえば、結婚祝いの定番の花として有名。そのため、ヨルのために用意する花束としては、至極妥当なものだったと言える。その一方で、アニメ版でユーリが手にしていた真っ赤なバラには、「愛情」といった花言葉があり、やや意味深な描写にも見えてしまう。

ユーリは姉弟の関係を逸脱しているように見えるほど、ヨルに強い執着心を抱いている人物。その“愛の重さ”を表現するために、バラの花束が選ばれたのかもしれない。

今回の改変について、ファンの間では《確かにあのシスコンならお祝いの花束より愛の花束持ってくるわ…》《ただでさえ重い姉への愛が、アニメでさらに増えとる》《彼の強めな執着と愛情が垣間見えた気がして非常に良いと思います》と好評の声が上がっている。

しかしその一方で、原作派の人々からは《個人的に花束は原作通りの胡蝶蘭が良かったな。「純潔」って意味があってユーリの姉さんへの想いにピッタリ》《胡蝶蘭の花束はアニメだとNGなの? 彼の人柄を表すには良いと思ったのに…》《完璧な弟を演じるにも胡蝶蘭の方があってる気もする。私は胡蝶蘭派だ》といった否定意見が。

どうやら胡蝶蘭に「純潔」の花言葉があることや、ユーリが外面のいい人間であり、“擬態”のために胡蝶蘭を選びそうな人間であることが、反発の理由になっているようだ。

ちなみに今回のエピソードのメインビジュアルでは、胡蝶蘭を手に持ったユーリの姿が描かれている。アニメスタッフも、原作改変についてはギリギリまで悩みぬいたのかもしれない。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『SPY×FAMILY』9巻(遠藤達哉/集英社)

◆過去のアニメ「SPY×FAMILY」レビューはこちら

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