映画『ONE PIECE』Adoの歌声に違和感…ファン層とキャスティングが乖離しすぎ?

映画『ONE PIECE』Adoの歌声に違和感…ファン層とキャスティングが乖離しすぎ?

『ONE PIECE』102巻(尾田栄一郎/集英社)

8月6日に公開が予定されている、アニメ『ONE PIECE』の劇場版最新作『ONE PIECE FILM RED』。同作に歌い手出身のソロアーティスト・Adoが起用されることが発表されたが、その“歌声”をめぐってネット上で賛否両論が巻き起こっている。

ウタの喋り声と歌声にギャップが…

6月8日、『ONE PIECE』の公式YouTubeチャンネルで、映画の最新情報や予告映像が公開された。今作ではシャンクスの娘だという歌姫・ウタがメインキャラ扱いされているが、その役柄は“ダブルキャスト”になるという。

作中の演技を担当するボイスキャストは声優の名塚佳織が務め、歌唱キャストにはAdoが抜擢。予告映像ではAdoの歌う主題歌『新時代』と共に、音楽の島「エレジア」の風景や、ウタが話す姿が映し出されていた。

アニメ『マクロスF』に登場するシェリル・ノームのように、声と歌唱パートが分かれたウタの配役。しかしAdoの歌声が合わないと感じる人もいるようで、《ウタの声優がAdoなのは変だわ。少し聴いただけでもウタとしてじゃなく、ただのAdoが上手く歌っているだけで違和感が半端ない》《名塚さんの声にAdoの声がガチで合わないんだけど…。ウタから聞こえるのが違和感しかない》《このキャラにはちょっと似合わないな。Adoのクセが勝ちすぎてバランス悪い》《ウタの声がAdoにしか聞こえなくて、集中して見られなさそう》といった厳しい意見が溢れている。

話題性重視のミニアルバム商法

Adoは低音で迫力のある歌声の持ち主。あまりに存在感が強いため、名塚の演技と印象が違うという意見が出てしまったのだろう。また、ウタ自体が天使の羽根をもつ“歌姫”といったキャラクターなので、そのイメージとも相性が悪いのかもしれない。

なお今回の情報解禁では、劇中でウタが歌う楽曲の提供アーティストも紹介された。そこには中田ヤスタカといった大御所のほか、『Mrs. GREEN APPLE』や『Vaundy』など、流行りのアーティストたちも名を連ねている。

そして映画公開に先駆け、早くもアーティストたちの曲を収録したアルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』の発売も決定。一連の動きから、作品を度外視し、話題性を重視しただけの“ワンピース商法”と受け止める人もいるようだ。

「ONE PIECE」のファンはどちらかといえば若年層が少なそうだが、Adoを中心とした起用は功を奏するのだろうか。“国民的アニメ”の成功を祈りたい。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』102巻(尾田栄一郎/集英社)

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