『任天堂』がゲーム業界の未来を支える?『ソニー』のインディーゲーム離れが加速

『任天堂』がゲーム業界の未来を支える?『ソニー』のインディーゲーム離れが加速

『任天堂』がゲーム業界の未来を支える?『ソニー』のインディーゲーム離れが加速 (C)PIXTA

一口にゲームといっても、コンテンツを作るのは大手ゲームメーカーだけでなく、インディーゲーム界隈のクリエイターたちも重要な存在。ゲーム文化の発展には、そうした小規模な作り手たちへの支援も必要不可欠だ。とくに『任天堂』は、クリエイターのためにさまざまな尽力を行っているという。

ゲーム業界に与える偉大な影響

最近話題になったのは、『マジックポーション・ミリオネア』の開発者である樹ひかり氏による発言。6月3日、同作のニンテンドースイッチ版について、《Steam版まではぼちぼちでしたがスイッチ版がびっくりするくらい売れてくれました》と報告して話題を呼んだ。

Webメディア『AUTOMATON』の記事によると、そもそも同作がニンテンドースイッチで発売されたのは、「任天堂」関係者との縁があったため。ゲームイベントで声をかけられたことがきっかけで、ニンテンドースイッチでのリリースを問い合わせたという。

こうした情報により、ゲーマーの間では「任天堂」の株が上昇しているようで、《任天堂はこういうところもしっかり手厚いんだな》《理想的なサポート》《相手によって、態度を変えないのは本当に素晴らしい》と称賛する声が後を絶たない。

また、同様のエピソードとしては、2020年11月に発売された『天穂のサクナヒメ』も印象的だった。同作はニンテンドースイッチで大ヒットしたタイトルだが、その原点にあったのは、やはり「任天堂」関係者との出会い。「コミックマーケット」で体験版を頒布していた際に、誘ってもらったことから、マルチプラットフォームでの発売を決めたそうだ。

「スイッチ」におけるインディーゲームの流行

現在、「ニンテンドースイッチ」では多数のインディーゲームがリリースされており、話題を呼んでいる。必ずしも“スイッチ限定”ではなく、『PlayStation 4』や『PlayStation 5』に対応しているソフトもあるのだが、やはり世間的には《今インディーズ出すならswitch一択だろうね》《面白くて安いSONYが締め出したインディーゲームがたくさんある》といった認識が強いようだ。

かつては「ソニー」の方こそ、インディーゲームの誘導を積極的に行っていた印象だが、今は風向きが正反対に。昨年には、『Neon Doctrine』というインディーパブリッシャーのイアン・ガーナー氏が、名前を伏せつつ、「ソニー」のインディーゲームに対するサポート体制の悪さを告発していた。

主な理由としては、プロモーションの機会を得にくいことや、セールを自分のタイミングで選べないことが原因のようだ。イアン・ガーナー氏の指摘には、他のインディーゲームクリエイターたちも多数賛同を示していたという。

それに対して「ニンテンドースイッチ」でインディーゲームが成功しがちなのは、ハードとして普及率が高いことや、ライト層の手に触れやすいことが一因ではあるだろう。しかしそれだけでなく、任天堂業務部による情報発信番組「Indie World」などは、プロモーションへの高い意識を感じさせる。

「任天堂」はインディーゲーム界隈を支えることで、日本のゲーム業界の未来にも干渉しているのではないだろうか。

文=「まいじつエンタ」編集部

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Khosro / PIXTA

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