『FF』ブランドの価値が暴落? 看板タイトル“VII”の安売りにファン落胆

『FF』ブランドの価値が暴落? 看板タイトル“VII”の安売りにファン落胆

『FF』ブランドの価値が暴落? 看板タイトル“VII”の安売りにファン落胆 (C)PIXTA

6月10日、スマートフォンゲーム事業などを展開する『エイチーム』が2022年7月期の第3四半期累計(8~4月)の連結決算を発表。その内容によって、名作RPGを“ソシャゲ”化した『ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー』が大不調であることが明らかとなった。

バトロワ版『FF』という意欲作だったが…

「エイチーム」の発表によると、EC事業が好調だったにもかかわらず、営業損益は9億6,300万円の赤字に。これは、「ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー」の広告宣伝費や開発費を計上したことが影響しているという。つまり、同作に投資した金額に対して得られた利益が、あまりに少なかったというわけだ。

同作は、昨年11月にリリースされた作品。流行りの“バトロワゲー”でありながら、レベルやジョブといったRPGのシステムを導入した独自のゲーム性が採用されている。名作「FF7」の名を背負っていることもあり、ヒットが期待されていたが、今のところ売り上げは微妙なのだろう。

このニュースが“妥当”と感じる人も多いようで、《バトロワとかFFファンが遊ぶわけないだろうが。何考えてんだ》《スマホゲーで初期に失敗してる時点でもう無理だろ》《FF7である必要がない》《あんな中途半端なもん誰がやるかよ》といった辛辣な意見も上がっている。

『FF7』は看板を安売りしすぎ?

そもそも「FF7」は、シリーズの中でも熱狂的な人気があるため、スピンオフ作品がこれでもかと量産されてきた。『コンピレーション・オブ・ファイナルファンタジーVII』と題して、これまでに多数のゲームがリリースされているのだ。

たとえば2007年に発売されたPSP向けゲーム『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』はファンからも好評を博し、名作という評価を得ている。その一方で、ガラケー専用の『ビフォア クライシス ファイナルファンタジーVII』や、なぜかガンアクションになった『ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII』といったよく分からない作品も。

作中の重要人物「ザックス」にスポットを当てた作品もあり、「FF7」の世界観が年々広がっている。コアなファンにはたまらないのかもしれないが、あまりにディープすぎるため、ライトなユーザーにはハードルが高まっている印象。むしろ大したクオリティーでもない作品が増えたことで、ブランド価値が暴落しつつあるのではないだろうか。

2022年内には、「FF7」本編からスピンオフまでのストーリーが楽しめるスマートフォンゲーム『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』がリリース予定。「FF7」の神通力が薄れている最中、ヒット作となれるのだろうか。

文=「まいじつエンタ」

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FabrikaSimf / PIXTA

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