ジャンプ新連載『ルリドラゴン』は“可愛い”だけ? 王道少年誌で萌え作品が急増中

ジャンプ新連載『ルリドラゴン』は“可愛い”だけ? 王道少年誌で萌え作品が急増中

ジャンプ新連載『ルリドラゴン』は“可愛い”だけ? 王道少年誌で萌え作品が急増中 (C)PIXTA

かわいい女の子たちが仲良くしているだけで嬉しくなる…そんな読者が『週刊少年ジャンプ』でも急増中だ。とりわけ2022年6月からスタートした新連載『ルリドラゴン』は、萌え系を好むオタクから絶大な支持を集めているという。

※『ルリドラゴン』最新話に触れています

同作の物語は、女子高生・青木ルリに“ツノ”が生えてきたことから幕を開ける。実は彼女は、人間の母とドラゴンの父を持つハーフだったのだ。作中ではそんなルリと周囲の人間とのふれあいが描かれるのだが、とくに注目を浴びているのが友人・ユカとの関係性だ。

ルリとユカは寝る前に2時間35分11秒もの通話を行っている描写もあり、親友ポジションと思われる間柄。さらに6月27日発売の『週刊少年ジャンプ』30号に掲載された第3話では、一線を超えるシーンもあった。

登校拒否中のルリを連れ出すため、母はユカが自宅まで迎えにくるように画策。まんまと家を出たルリは、ユカから熱烈なハグを受けることに。密着したユカの体温の高さなど、2人のやりとりが細部まで描き込まれている。

濃厚な“百合”成分を目の当たりにした読者たちは、《日常を丁寧に描いてるから中身がなくてルリがかわいいだけ。だがそれが良い》《今週のルリドラゴンも百合マシマシカタメコイメでよかった》《ルリとユカが抱き合ってんの見るだけで、1週間乗り切れるなマジで》《こんなん完全に百合ドラゴンじゃん》《ジャンプ新時代やね》と大興奮しているようだ。

「きらら」「百合姫」そして「ジャンプ」

熱い展開の少年漫画が多い「ジャンプ」だが、最近の連載作品には百合的な描写が増えつつある。

代表的なものといえば、マポロ3号のピアノ漫画『PPPPPP』。音楽業界の寵児たる七つ子の長女・音上ミーミンと、彼女の存在によって万年2位を強いられる天才ピアニスト・山中メロリによる、愛憎ひしめくピアノバトルが描かれたばかりだ。

また、2022年11号から始まった『あかね噺』でも、読者に《百合推しの気配を感じる》と言わしめる展開がスタート。現役女子高生にして落語家の道を歩み始めたあかねの前に、声優兼落語家のライバル・高良木ひかるが現れた。方言女子かつ、闘争心をむき出しにする姿勢がファンに大ウケしており、今後の関係性に注目が集まっている。

さらに、「ジャンプ」30号の篠原健太の『ウィッチウォッチ』でも百合風味な展開が。同じアニメを愛する女子高生たちと女性教師が同人サークルを組むストーリーで、ポップながら独占欲と嫉妬の入り混じる関係性だった。

『まんがタイムきらら』や『コミック百合姫』にすら引けをとらない、「ジャンプ」のオタクウケ作品。友情・努力・勝利のスローガンに「百合」が加わる日も、そう遠くはないのかもしれない。

文=野木

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Benzoix / PIXTA

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