『ヒロアカ』爆豪に過去最大の“尊厳破壊”シーン! しかしイジメの罪は消えず…

『ヒロアカ』爆豪に過去最大の“尊厳破壊”シーン! しかしイジメの罪は消えず…

『僕のヒーローアカデミア』35巻(堀越耕平/集英社)

『僕のヒーローアカデミア』の第360話『それでも』が、7月25日発売の『週刊少年ジャンプ』34号に掲載。爆豪勝己に対して、これまでにないほどの“尊厳破壊”が行われた。ところがそれでもなお、彼が背負った罪を責める声は消えていない。

※『ヒロアカ』最新話の内容に触れています

ヒーロー陣営とヴィラン陣営の総力戦が始まるなか、死柄木弔と衝突することになった爆豪。そこで現状の最高火力を振り絞るのだが、傷1つ付けることも叶わなかった。

なす術なく死柄木に足蹴にされてしまい、現実を見るように諭された上、「金魚の糞」とまで言われる爆豪。トドメを刺される直前に、通形ミリオ・波動ねじれ・天喰環の3人が救援に駆け付け、なんとか一命をとりとめる──。

爆豪の全力は死柄木には及ばず、ライバルである緑谷出久の名前を出して煽られる展開に。あまりに壮絶なやりとりに、多くの読者は同情を禁じ得なかったようだ。

ネット上では、《本誌の展開つらい…爆豪があんな姿になるなんて…》《原作でこんなに丁寧に尊厳破壊されることある?》《今週のジャンプつらすぎる、爆豪くん見てられない》といった声が上がっていた。

「消えない罪」といかに向き合うのか

しかしそんななか、意外なことに《爆豪嫌いだからだめだ本編》《この先どんなアツい展開生み出しても、いじめっ子のカスだしな…と思ってしまう》《マジでヒロアカで一番嫌いなのが爆豪勝己 最新話でどんなかっこいいことしても何も響かない》と冷たい反応を示す人々も。

爆豪がこれほどまでにヘイトを買っているのは、出久に対して壮絶なイジメを行っていた過去があるため。第1話では集団で暴行したり、ノートを燃やしたり、屋上から飛び降りるよう命令したり…と、目も当てられない行為を繰り返していた。

物語が進むにつれ、爆豪の態度は次第にあらたまり、自身の行為と向き合っていくことに。そして300話以上が経過した第322話において、ついに直接出久に謝罪するシーンが描かれた。

だが、それでもなおモヤモヤとした感情を抱えている人は少なくない模様。そうした読者にとっては、いくら爆豪の尊厳が破壊される展開があっても、「過去の罪と天秤にかければ妥当」と感じられてしまうのだろう。

今回のエピソードの爆豪はただやられるだけでなく、不屈の闘志をあらわにするような引きで終了。今後はなんらかの見せ場がありそうだが、あらゆる読者を納得させるような神展開が待っていることを期待しよう。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『僕のヒーローアカデミア』35巻(堀越耕平/集英社)

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