『ONE PIECE』スピンオフが突如終了!『食戟のサンジ』完結は妥当だった?

『ONE PIECE』スピンオフが突如終了!『食戟のサンジ』完結は妥当だった?

『ONE PIECE』スピンオフが突如終了!『食戟のサンジ』完結は妥当だった? (C)PIXTA

『ONE PIECE』の人気キャラクター・サンジを主人公にしたスピンオフ『食戟のサンジ』が、7月25日発売の『週刊少年ジャンプ』34号で最終回を迎えた。突然の発表だったこともあり、ファンからは悲しみの声が続出している。

ついに完結を迎えた人気スピンオフ

ストーリー・附田祐斗、作画・佐伯俊による「食戟のサンジ」は、2018年から不定期で「ジャンプ」に掲載されていた読み切り。原作ファンからの人気も上々で、8月4日には読み切りをまとめたコミックスも発売される。

ストーリーとしては、サンジが料理の腕をふるい、さまざまな難題を解決する姿にスポットを当てた内容。6話目となった今回は、サンジが「バラティエ」で働き始めた幼少期のエピソードが展開された。

しかしその扉絵とラストページにて、「最終話」という文字が。単行本化にキリがいい話数であるためか、約4年にわたる物語はここで終幕を迎えるらしい。

同作を応援してきたファンからは、《食戟のサンジまじで好きなんだが、最終話って書いてあって絶望してる》《え、これ最終話なんですか? 3カ月に1回くらいやってほしい》《食戟のサンジ、最終話なの…! 大好きだからもっと読みたかった》と、ショックを受ける声が相次いでいる。

抗えない時代の流れ

とはいえ、「食戟のサンジ」の終了には時代の流れを感じる部分もある。「ONE PIECE」とは決定的に異なるオリジナル要素として、やや生々しい“性”の描写が含まれていたからだ。

たとえば今回の第6話では、美食を堪能した女性キャラの服が破裂し、リアルに描かれた下着がポロリするシーンが。またレストランにやってきた迷惑客が、連れの女性に向かって「一晩中相手してやる」と意味深なジョークを放つところもあった。

「ONE PIECE」本編でもセクシーな服装のキャラが登場したり、ナミを中心としたキャラのお色気シーンがあったりするものの、そこに“性”の気配はほとんどない。ハンコックなどの例外を除けば、恋愛している人間すらほとんど出てこない世界観で、老若男女が楽しめるような普遍性を獲得してきた。

また近年の漫画業界では、いわゆる「ポリコレ」への配慮が当たり前となっており、「ジャンプ」からはお色気を売りにした作品が姿を消しつつある状況だ。「ONE PIECE」もヤマトやお菊をトランスジェンダー的に描くなど、時代に即した表現を取り入れつつある。

そんな中、スピンオフが時代と逆行しては本末転倒。「食戟のサンジ」の終了は、一時代の終わりを告げるものとして、妥当なものだったのかもしれない…。

文=野木

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StoryTime Studio / PIXTA

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