ジャンプで禁断の“コナンパロディ”炸裂!『ロボコ』を超えた尖りすぎギャグ漫画

ジャンプで禁断の“コナンパロディ”炸裂!『ロボコ』を超えた尖りすぎギャグ漫画

ジャンプで禁断の“コナンパロディ”炸裂!『ロボコ』を超えた尖りすぎギャグ漫画 (C)PIXTA

国民的漫画である『ONE PIECE』と『名探偵コナン』が、雑誌の垣根を超えた豪華コラボを実現。その裏で『週刊少年ジャンプ』のギャグ漫画『高校生家族』が、あまりに尖ったパロディを披露し、話題をかっさらっていった。

永遠のライバル登場回をオマージュ!

7月25日発売の「ジャンプ」34号では、表紙にルフィと安室透が登場。両作の作者である、尾田栄一郎と青山剛昌による対談の前編が掲載された。

もちろん漫画本編はコラボしているわけではなく、「ONE PIECE」は通常通りストーリーが進行している。しかしそんな中、なぜか「高校生家族」が「名探偵コナン」要素を積極的に取り入れていた。

同作は、家族全員がそろって高校生となった「家谷家」を主人公としたコメディ。第95話『西の高校生家族』では、そんな一家に対抗するかのように、同じく家族そろって高校生になった「家蟹家」が登場した。彼らは関西人であり、「家谷家」に激しいライバル意識を燃やしているという。

「家蟹家」の面々はコナンや灰原哀を絶妙に連想させる見た目で、冒頭のシーンや劇中のセリフもどこか見覚えのあるものばかり。実はこの話は、“西の名探偵”こと服部平次が初登場した『外交官殺人事件』をオマージュしたものだった。

コアな読者にしか元ネタは分からないだろうが、服部の登場シーンや、コナンが初めて新一に戻ったシーンなど、象徴的なシーンをいくつもパロディ。さらに「家蟹家」が通う背谷勝(せやかて)高校、扉絵の話数が「FILE」表記など、細かなネタにあふれている。

「パロディ全一」のお株が奪われた?

「外交官殺人事件」は約26年前に生まれたエピソードであり、ネタの拾い方もあまりにマニアック。しかし一部にはしっかり届いたようで、《まじでコナンでくっそ笑った》《西の高校生家族めちゃくちゃ服部平次》《ワンピコナン対談の号でやりたい放題なの強すぎる》《あとでパロディと気づいて2度楽しめる天才の所業》と歓声が上がっている。

とはいえ、もともと「高校生家族」はパロディがメインのギャグ漫画ではなかった。むしろ「ジャンプ」のパロディギャグといえば、アニメ化も決定した『僕とロボコ』を思い浮かべる人が多いだろう。

同作は常日頃から「ジャンプ」人気作のパロディを多用するほか、話題作のパロディにも余念がない。34号では、SNSで大きな話題となった『ルリドラゴン』や『タコピーの原罪』のネタを盛り込んでいた。しかし今回に限っては、めったにない他誌、しかも有名漫画とのコラボ号にて、千載一遇のチャンスを逃すことに…。

普段から“尖り”を売りにしていた作品だけあって、《またとないチャンスをフイにしたロボコ…オチでタコピーになってる場合じゃねえぞ》《唯一、他の出版社の漫画を出汁にできる機会を…》と悔しさをにじませているファンも多い。

本当に「ジャンプ」のギャグ枠として尖っているのは、「高校生家族」の方だったのかもしれない…。

文=野木

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