『プロセカ』以外は死屍累々…スマホ向け音ゲーの“黒船”が一人勝ちできる理由

『プロセカ』以外は死屍累々…スマホ向け音ゲーの“黒船”が一人勝ちできる理由

『プロセカ』以外は死屍累々…スマホ向け音ゲーの“黒船”が一人勝ちできる理由 (C)PIXTA

今年に入ってスマートフォン向けの“音ゲー”が次々とサービス終了を発表。一体、音楽ゲーム市場で何が起きているのだろうか。ネット上では『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』(プロセカ)の影響とする見方が強いようだが…。

『プロセカ』被害者の会

たとえば今年6月には、マクロスシリーズの人気楽曲をプレイできる音ゲー『歌マクロス スマホDeカルチャー』がサービス終了。約5年という、最近のスマホゲームにしては長い歴史に幕を下ろした。

他にも2017年にリリースされた超感覚リズムゲーム『Arcaea』や、東方Project初の公認スマホ向けリズムゲーム『東方ダンマクカグラ』などがサービス終了を発表。またパズルゲームの要素が強いが、アイドルゲームという括りで言えば『アイドルマスター ポップリンクス』も先日サービスを終了させた。

そんな音ゲーやアイドルゲームがどんどん消滅していく現象について、ネット上では《プロセカ被害者の会》《まぁプロセカ以外の音ゲーやる気なくてすぐアンストしたからなぁ》《音ゲー目的でプロセカに移行する人が増えてるからかな…?》《ダンカグサービス終了らしいね プロセカに負けたか》といった指摘が上がっている。

『プロセカ』が大ヒットした理由

「プロセカ」は、初音ミクなどのボーカロイドを軸にしたリズムゲーム。美麗な3Dや魅力的なオリジナルキャラクター、臨場感のあるバーチャルライブなど、強みを挙げればキリがないが、やはり特筆すべきは楽曲数だろう。

既存のボーカロイド楽曲や書き下ろし楽曲など、ネット発の音楽が多数収録されているのだが、楽曲の追加ペースが驚異的。今年6月に実装された『グッバイ宣言』でとうとう200曲を突破しており、ユーザーからは《プロセカの楽曲追加ペース尋常じゃない》《プロセカってずっとこのペースで楽曲追加されるんかな 一生退屈しないやん》といった声も上がっている。

そんな「プロセカ」はモバイルゲーム市場全体を見ても上位の人気を集めており、『data.ai』のデータによると、日本の月間アクティブユーザーランキングは5月末の時点で4位。『パズル&ドラゴンズ』(5位)や、『ウマ娘 プリティーダービー』(6位)といった人気タイトルを凌ぐ勢いを見せている。

もはや並の音ゲーでは太刀打ちできない領域に達してしまった「プロセカ」。『バンドリ! BanG Dream!』などは“バーチャル系マルチバンドプロジェクト”を立ち上げてテコ入れを図っていたが、果たして「プロセカ」一強時代を生き残れるのだろうか。

文=大上賢一

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