『HUNTER×HUNTER』キルアも暗黒大陸に参戦!? アルカの出生にまつわる秘密

『HUNTER×HUNTER』キルアも暗黒大陸に参戦!? アルカの出生にまつわる秘密

『HUNTER×HUNTER』36巻(冨樫義博/集英社)

連載再開がいよいよ現実味を帯びてきた冨樫義博の漫画『HUNTER×HUNTER』。現在は「暗黒大陸編」の王位継承戦が描かれているところだが、この先の展開に大きく関わってきそうな人物がいる。それはゾルディック家の秘蔵っ子・アルカだ。

作者が明かした衝撃の事実

アルカはキルア・ゾルディックの“妹”であり、普段はあどけない少女として振舞っている。しかしその別人格として、「ナニカ」という存在が眠っている。

ナニカの能力は、「おねだり」を3つ叶えることで、どんな「お願い」でも叶えてくれるというもの。作中ではナニカが叶えてくれる「お願い」にはおそらく限界がない、と明言されている。その一方で「おねだり」失敗の代償は非常に大きく、多数の人間をあっけなく死に導く。まさに人智を超えた能力の持ち主だと言えるだろう。

そんな謎めいた存在のアルカ(ナニカ)だが、実は単行本第33巻にはちょっとしたネタバレが記されていた。第341話「厄災」の最終ページ裏で、「暗黒大陸出身です」という文字と共に、ナニカが描かれていたのだ。

そこでなにより重要なのは、暗黒大陸の「五大災厄」との関係性。「兵器ブリオン」や「双尾の蛇・ベルヘル」などと共に描かれていた「ガス生命体アイ」こそが、ナニカの正体ではないかと推測されている。「ガス生命体アイ」は真っ黒な人型で「あい」と発していたが、これはナニカの発する「あい」とまったく同じ言語だ。

さらに「ガス生命体アイ」に対して、「欲望の共依存」という枕詞が付けられていたことも印象的だ。この“共依存”というワードから、キルアとアルカの関係性を連想することもできるだろう。

“暗黒大陸の災厄”が求めるもの

2人はお互いに、過剰とも取れるほどの愛情を向けていることが描かれてきた。31巻収録の327話「謎々」では、「もしも世界中でアルカの事大好きなのがお兄ちゃんだけだったら…悲しいか?」という問いかけに対して、アルカが逆に喜びをあらわにし、キルアもこの先“ずっと一緒”にいることを誓っていた。そしてキルアだけが、ナニカに「命令」できる立場にある…。やはりナニカの正体は「ガス生命体アイ」と考えざるを得ない。

では、なぜ暗黒大陸の生物である「ガス生命体アイ」がゾルディック家に潜んでいるのか。謎を解く手がかりとなるのは、第33巻の344話「著者」だ。この回では若かりし頃のアイザック・ネテロが暗黒大陸を訪れた際の描写があり、同行者の1人としてジグ・ゾルディックが描かれていた。

確定はしていないものの、ジグはゾルディック家においてゼノの父親、キルアたちの祖父にあたる人物だと言われている。もしかすると暗黒大陸訪問の際にジグが「ガス生命体アイ」を持ち帰り、それが何らかの理由でアルカに憑依してしまったとも考えられるだろう。

いずれにしろ、アルカと暗黒大陸との間に何らかの縁があることは間違いない。その存在は、「暗黒大陸編」においてキルアが本格的に登場する1つの伏線なのかもしれない。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『HUNTER×HUNTER』36巻(冨樫義博/集英社)

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