エルデンリング大ヒット&日本チーム世界3位に! 2022年上半期のゲームにまつわる事件簿

エルデンリング大ヒット&日本チーム世界3位に! 2022年上半期のゲームにまつわる事件簿

エルデンリング大ヒット&日本チーム世界3位に! 2022年上半期のゲームにまつわる事件簿 (C)PIXTA

2022年上半期のゲーム業界は、世界中のファンが待ち望んでいた注目作が続々登場。さらに、ネット上ではいくつもの炎上案件が発生するなど、よくもわるくも話題性に満ちていた。今回は、この6カ月間に起きたゲーム関連のニュースをまとめてみよう。

“約束された神ゲー”の最新作が発売

■「フロムゲー」新作が世界的な大ヒット
今年2月、フロム・ソフトウェアがアクションRPG『ELDEN RING』(エルデンリング)をリリース。『ソウルシリーズ』を手掛ける人気メーカーの最新作ということで、発売前から大きな話題に。1か月ほどで全世界出荷本数1,200万本を達成する、歴史的大ヒットを記録した。

同作について、ファンの間では「エルデンリング」が人気漫画『ベルセルク』の影響を受けているというウワサも。ゲーム内では「ベルセルク」の主人公・ガッツの武器である「ドラゴン殺し」のような剣や、漫画で描かれたシーンを再現したようなエリアが登場。実際、「フロム・ソフトウェア」は過去作で「ベルセルク」の影響を明言しており、あながち間違いとは言えないのかもしれない。

さらに、同時期に発売された『Horizon Forbidden West』の開発メンバーが、ツイッター上で「エルデンリング」をこき下ろしたことで大炎上。ネット上では《完全に嫉妬でしょ》《ホライゾンの開発者があれこれ苦言してたのマジでダサい》と呆れられてしまっていた。

とはいえ裏を返せば、同じゲーム業界にいてもうらやむほどの大ヒットだったということかもしれない。

■『グランツーリスモ7』がソシャゲ化して炎上
人気レースゲーム『グランツーリスモ』シリーズの最新作となる「グランツーリスモ7」が発売されたのは、2022年3月のこと。初の『プレイステーション5』対応ソフトとして話題を集めたものの、まるでソシャゲのような仕様だったことで炎上してしまった。

同作は、プレイヤーが操作できる車種を、ゲーム内通貨によってアンロックしていく仕様。ゲーム内通貨は課金の他にレースの賞金としても手に入るのだが、発売後まもなく行われたアップデートによって、レースで手に入る通貨の額が大幅に減少されたのだ。

ただでさえ課金前提のようなシステムに加えて、無課金勢を軽視するようなアップデートが行われたことに、《これはゲームというよりただの集金装置だろ》といった批判の声が殺到。

炎上を受けて運営側は謝罪したのだが、そこではユーザーに対するお詫びとして、ゲーム内通貨が1億クレジット配布されることに。まさしく“ソシャゲ的”な対応に、ふたたび《グランツーリスモも詫び石配布する時代になっちまったか》《詫び石とか発想がソシャゲやないか…》といった声が上がっていた。