
『FF14』のせいでネットが遅くなる?『NURO 光』の責任転嫁にネトゲ民ブチギレ (C)PIXTA
オンライン上でゲームをプレイするのが当たり前の昨今、ネット回線はまさにゲーマーたちにとっての生命線と言えるだろう。そんな中で最近は、一部オンラインゲーマーが『NURO 光』に対する不信感を募らせているらしい。
回線が悪いのはネトゲのアプデのせい?
「NURO 光」とは『ソニーネットワークコミュニケーションズ』が提供する光ファイバーサービスのこと。“高速”であることを売りにしており、一般的なインターネット回線よりも通信速度が速いという触れ込みだった。
しかし先日同サービスの公式ツイッターは、《8/23(火)、オンラインゲームのアップデート等に伴うデータ量の増加により、つながりにくくなるなどの現象が発生する可能性があります》などとアナウンス。この日は『ファイナルファンタジー XIV』パッチ6.2が配信される日だったため、その影響を考慮したものと言われている。
【混雑情報のお知らせ】
8/23(火)、オンラインゲームのアップデート等に伴うデータ量の増加により、つながりにくくなるなどの現象が発生する可能性があります。
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、お時間をおいてから、改めて接続いただきますようお願いいたします。— Sony|NURO 光 キャンペーン中🎉 (@NUROhikari_Sony) August 22, 2022
しかし「NURO 光」のユーザーからは、《アプデ関係なく遅いんですけど?》《アプデで遅くなるなんて構わんよ でも、いつも遅いのをさっさと直せよ》《最近、夜間の回線速度が毎日のように酷いのですが、いい加減どうにかなりませんか?》《オンラインゲームのせいにしないで欲しかった》といった厳しい声が。オンラインゲームのアップデートと関係なく、普段から不満が溜まっていたようだ。
『FF14』名物Pも苦言!?
ちなみに「FF14」の名物プロデューサー兼ディレクター・吉田直樹氏は、8月12日のプロデューサーレターLIVEにて「やばいプロバイダ」について言及。「特定の名前は言うなって言われてるから言えないんですけど」としながら、回線が「ゲームにならない」ほどのプロバイダがあることに苦言を呈している。
そんな吉田氏の発言を受けて、ネトゲユーザーの間では《完全にNUROのことじゃん》《名前出してないけどこれはNURO》と推測する人が続出してしまった。
さらに8月23日に公式チャンネルで放送された『FFXIVパッチ6.2「禁断の記憶」パッチノート朗読会』では、件の「NURO 光」による“つながりづらくなるお知らせ”について言及。パッチの配信は昼から行っているため、ピークタイムにはあまり関係ないのではないかと説明していた。
ただ、吉田氏も言及していたが、「NURO 光」は以前から『Apex Legends』といった別ゲームのアップデートに際しても、同じようなお知らせを行っている。「FF14」だけに責任転嫁しているわけではないので、そこは勘違いしない方がいいだろう。
いかなる理由があろうとも、ネット環境の悪さはオンラインゲームのユーザーにとって死活問題。このままでは「NURO 光」から乗り換えるゲーマーが続出してしまいそうだが、どのように対応していくのだろうか…。
文=大上賢一
【画像】
Khosro / PIXTA