アニメ『リコリス・リコイル』“咥え彼岸花”で炎上! 無自覚な表現規制に疑問の声も

アニメ『リコリス・リコイル』“咥え彼岸花”で炎上! 無自覚な表現規制に疑問の声も

アニメ『リコリス・リコイル』“咥え彼岸花”で炎上! 無自覚な表現規制に疑問の声も (C)PIXTA

今期のオリジナルアニメとして大ブレイクした『リコリス・リコイル』が、謎めいた炎上騒動に巻き起こまれている。先日放送された第11話のアイキャッチにて、危険性のある表現があったというのだが、はたしてアニメ制作側に落ち度はあるのだろうか。

咥え彼岸花に怒涛のマジレス!

今回問題になったのは、同作のWヒロインである千束とたきなが、まるで喫煙するかのように“彼岸花”を咥えたアイキャッチだ。

彼岸花に関してはこれまでのエピソードでも度々登場していたほか、そもそも彼岸花の学名が「リコリス・ラジアータ」なので、物語と密接に結び付いたメタファーであることは間違いない。

また同アニメに限らず、彼岸花は古今様々な物語で描かれてきた。理由としては、死を連想させたり、花言葉が「想うはあなた一人」や「悲しい思い出」だったり、天上の花だったり、葉と花を同時には見れなかったりと、物語の舞台装置として使いやすい要素が揃っているからだろう。

イラストとしてのクオリティーも高く、「リコリス・リコイル」を表す上でも適切な表現だと思うが、問題は彼岸花に強烈な毒性が含まれていること。コスプレイヤーなどが真似すると大いに危険だということで、《こんな危険なアイキャッチって許されるものなの?》《知らずにレイヤーとか真似して大事になりそう》といった指摘が相次いでしまった。

表現規制の第一歩?

さらに彼岸花の毒性について解説する人や、逆に反論する人が続出し、騒ぎが大きくなってしまうことに。アニメファンのコミュニティを超えて、“表現”の問題へと議論が発展した。

騒動を受けて、アイキャッチを担当したイラストレーター本人が、《彼岸花は毒があるので絶対に真似などされないようにお願いします。あくまで作品の表現として描いています》と注意喚起を行っている。

ただ、明らかに“作品の表現”として描かれていたにもかかわらず、騒動が大きくなってしまう状況を見て、《こんなん真似するアホいないやろ》《1話から人殺しまくってるのになんで彼岸花咥えて炎上なんだよ》《アニメで彼岸花咥えて炎上するのだいぶよくわからんな》と引いてしまう人も。

たしかにアニメ作中では街中で銃を撃ったり、治安を守る組織のマスターコンピュータをクラッキングしたりといったシーンが山ほど出てくるので、“彼岸花喫煙”のみ「危険なので真似しないでください」という話になるのは不可解だ。

ちなみに彼岸花には、「家に持ち帰ったら火事になる」といった言い伝えも。ちょうどこれからの季節に開花を迎える彼岸花が、“炎上”という形で火事をもたらしてしまったのかもしれない。

文=大上賢一

【画像】

master1305 / PIXTA

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