萌え声優たちの未来が悲惨すぎる…全盛期を過ぎた後は“主演ゼロ”の現実

萌え声優たちの未来が悲惨すぎる…全盛期を過ぎた後は“主演ゼロ”の現実

萌え声優たちの未来が悲惨すぎる…全盛期を過ぎた後は“主演ゼロ”の現実 (C)PIXTA

第3次声優ブームにあたる1990年代ごろから急増した、“萌え声”を武器とする声優たち。その中には、レジェンドとして今も語り継がれる存在が少なくないが、彼女たちに特有の「セカンドキャリア問題」も浮かび上がってくる。

若い声優に追いやられ…

1990年代から2000年代にかけて、オタク文化は萌えの方向性へとカーブしていき、キュートな女性キャラを主役とするアニメが数多くヒットした。そうしたキャラには大抵、あどけなさの残る萌え声がキャスティングされていたもの。椎名へきるや田村ゆかり、釘宮理恵など、時代を代表するレジェンドたちによって命を吹き込まれてきた。

とはいえ、界隈の人気は移ろいやすく、アイドル声優という存在には“旬”の期間も存在する。次々と世代交代が起こったことは、言うまでもないだろう。萌え声を武器に主演を張っていた声優は、やがてその座を若い声優に奪われてしまう。

たとえば椎名へきるといえば、声優として初めて日本武道館ライブを実現した元祖アイドル声優。役者としても『魔法騎士レイアース』の獅堂光役など、さまざまな代表作をもっている。

しかし直近では主演クラスを演じることはほとんどなく、2021年に「Vtuber碧流」としてVTuberデビューしたことが話題になったくらいだ。

また天然キャラからクール系まで幅広くこなす田村ゆかりや、ツンデレ演技で数々のオタクをメロメロにした釘宮理恵も、アニメにはコンスタントに出演しているものの、メイン級の役柄は減少気味だ。

萌え声は使いにくい?

彼女たちと同年代に人気を集めていた女性声優でも、活躍の幅を広げて仕事を増やしている声優も少なくない。たとえば井上喜久子や水樹奈々などは、テレビ番組のナレーションや海外映画の吹き替えでも名前を見る機会が増えている。

それに対して、萌え声が売りである声優たちは、声が特徴的すぎることが裏目に出ている可能性が。一般向けのアニメなどで起用すると、存在が浮きすぎてしまうため、いくら演技力があっても使いどころが難しそうだ。

ただし、一部の声優ファンからは、《田村ゆかりって名脇役声優だと思う》《くぎゅは脇役で出演すると主人公をしのぐインパクトの演技するから困る》と、むしろ脇役でこそ輝くという意見も。萌え系のアニメであれば、いいスパイスとなってくれるのかもしれない。

現在大ブレイク中の女性声優たちも、セカンドキャリアにおける身の振り方は、決して他人事ではないはず。先駆者たちの生き様から、大切なものを学んでほしいものだ。

文=野木

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