
『VALORANT』新規リーグ設立で大荒れ! 国内外の有名チーム落選に「納得できない」 (C)PIXTA
2023年シーズンより、人気FPS『VALORANT』の競技シーンにて『パートナーシッププログラム』が導入されることに。9月21日には契約を結んだ30チームが発表されたのだが、各国で有名チームが落選していることが分かり、ファンたちが失意に暮れている。
国内強豪チームが落選
「パートナーシッププログラム」は、運営元の『Riot Games』によって選出されたプロゲーミングチームが契約することで経済的支援を受けられるというもの。また、来シーズンより導入される『インターナショナルリーグ』にも参加可能になる。
リーグはアメリカ、EMEA、パシフィック(アジア)の3つに分かれており、初年度はそれぞれ10枠を用意。「パシフィック」においては、日本から『ZETA DIVISION』と『DetonatioN Gaming』の2チームが参戦する予定だ。
#VCT の新たな時代へようこそ!✨
2023年のVALORANT Champions Tourに参戦する30チームをご紹介します。
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その一方で、世界大会経験を持ち、知名度も高い『Crazy Raccoon』や『Northeption』といったチームはまさかの落選。他にも国内の有名チームがいくつも落選しており、競技シーンのファンたちは動揺を隠せないようだ。
さらには日本だけでなく、各リージョンでも同様のケースがチラホラ。たとえば、アメリカでは「VCT 2022 Stage 1 Masters」で優勝を果たした『OpTic Gaming』が落選。EMEAでも、『VCT 2022 Stage 2 Masters』を制した『FunPlus Phoenix』が選考漏れしている。
知名度や実績は関係ない?
国内外で突如巻き起こった、「VALORANT」競技シーンの大混乱。SNS上では、《好きなチームが全滅しましたよっと。VCT見る気失せてきたな》《結構納得できないんだけど》《VALORANTを盛り上げたいはずなのにファンが減りそうなことをするのようわからん》《なんでCRがリーグにいないの?》《OpticもFPXもいないのヤバいな》といった不満の声が相次いでいる。
ファンたちが反発しているのは、チームの選考基準がハッキリしていないのが大きな理由だろう。一応、選考プロセスには詳細面談や財政面レビューが含まれており、ファンやコミュニティとの繋がり、事業の継続性を意識した経営などに焦点が当てられていたという。しかしファンが知りえない要素も多く、不透明な選考に見えてしまう。
一方、落選した「Crazy Raccoon」のオーナーを務める高野大知氏は、ツイッター上で《提示された条件を全てクリアしていると自負していました》と主張。その上で、《僕らが想像も付かない理由であり、納得が難しかったことは事実です》と遺憾の意を表していた。
— CR.おじじ (@riteiruozisan) September 21, 2022
今回の発表を受けて、各国では部門の解散や有力選手の移籍が相次いでいる模様。リーグ設立が、競技シーンの衰退を招く結果にならないといいのだが…。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
pandorapictures / PIXTA