安倍元首相“国葬の同接”が少なすぎ!?「ぺこーら以下」と煽るVTuberオタクたち

安倍元首相“国葬の同接”が少なすぎ!?「ぺこーら以下」と煽るVTuberオタクたち

安倍元首相“国葬の同接”が少なすぎ!?「ぺこーら以下」と煽るVTuberオタクたち (C)PIXTA

国民の過半数が反対を表明する中、9月27日の午後2時すぎより執り行われた安倍晋三元首相の国葬。その様子はYouTubeでも中継されていたが、あまりに反感が高まったためか、配信界隈のオタクたちに“数字”で煽られてしまったようだ。

人気配信者との不謹慎な比較

日本テレビのニュースサイト「日テレNEWS」の公式YouTubeチャンネルは、安倍元首相の国葬を生配信で中継。同時接続者数(同接)は、最高で7万6,000ほどの数字となっていた。また他のニュース系チャンネルでも中継が行われたが、その数字はおよそ2万から4万ほどのところが多かったようだ。

しかしそうした同接は、一部のオタクからすれば物足りない数字だったらしい。ネット上では《国葬の同接、ぺこーら以下らしい》《国葬の同接、純に負けてて草》《国葬の中継で同接7万はいなさすぎるだろwww》《配信者に負けてるぞ、政府よ》《VTuberやYouTuberより人気ないのって、わりとガチで面白い》といった不謹慎な声が飛び交っていた。

もちろん数字を稼ぐための配信ではないので、比べること自体が間違っており、きわめて不謹慎ではある。

とはいえ、たしかに『ホロライブ』所属のVTuber・兎田ぺこらは、過去に新衣装お披露目配信で同接18万ほどを記録。大人気ストリーマーの加藤純一が、自身の結婚式配信で同接50万以上を叩き出した過去があるのも事実だ。

強行された「国葬」への不信感

あえて数字の話を続けるなら、“国葬”と銘打った式典として、7万という数字は控えめな印象を受ける。現地時間9月19日には、イギリス・エリザベス女王の国葬が執り行われたが、こちらは最高で同接67万を記録していた。

しかも今回の国葬に関しては、注目度が高まる要素がいくつも重なっていた。法的根拠が欠けているとして批判が殺到する中、岸田文雄首相は実質的に黙殺するような形で、半世紀ぶりの国葬を強行。

また、自民党と『世界平和統一家庭連合』(旧・統一教会)との関係が浮き彫りになったことも、国民の反発を招いたが、いまだ十分な理解は得られていない。つまりよくもわるくも、人々の注目が最大限式典に集まっていたのだが、その上で今回の“控えめな”数字が出た形だ。

とはいえ日本で行われた国葬が、エリザベス女王の国葬を上回っている点もある。国葬にかかる費用は総額16億6,000万円程度と発表されていたが、エリザベス女王の国葬は約13億円の費用だったという。とにかくお金をかけることだけは、日本の政界も上手なのかもしれない。

たしかに一部界隈の言動は不謹慎だったかもしれないが、国葬を強行する形をとらず、十分に国民の理解を得ていれば、無用な争いは生まれなかったのではないだろうか…。

文=大獄貴司

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StudioRomantic / PIXTA

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