『ダイの大冒険』長年の謎ついに解明!“カイザーフェニックス破り”の真相が明らかに

『ダイの大冒険』長年の謎ついに解明!“カイザーフェニックス破り”の真相が明らかに

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版』25巻(漫画:稲田浩司、原作:三条陸、監修:堀井雄二/集英社)

人気アニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(テレビ東京系)の第97話『神の涙』が、10月1日に放送された。原作において長らく謎とされてきた「カイザーフェニックス破り」の真相が明らかとなり、ファンたちを大興奮させているようだ。

※アニメ『ダイの大冒険』最新話の内容に触れています

全世界を消滅させる「黒の核晶」(コア)の存在により、絶望を突き付けられたダイ。しかしそこでポップの放った啖呵が、戦意を取り戻すきっかけとなる。

大魔王バーンは、何度絶望的な状況を突きつけても立ち上がってくる彼らに、恐怖を覚えることに。最終的には、自身の最強呪文「カイザーフェニックス」を2人にぶつけるのだった。

今回見どころとなったのが、「カイザーフェニックス」をめぐる場面だ。この呪文は業火でできた怪鳥を繰り出すものだったが、ポップはその口に指を差し込むと、内側から分解することに成功。「やっぱ天才…だったりしてね、おれ」と不敵に笑う。

ダイたちを苦しめてきた大魔王の最強呪文を、“凡人代表”であるようなポップが打ち破るという意味でも、大きな感動をもたらす名シーンとなっていた。

原作には存在しなかった描写

実はこの「カイザーフェニックス破り」、昔から物議を醸してきたシーンの1つ。原作ではポップが「ビッ」という効果音とともに、指をカイザーフェニックスの口に差し込むと、炎が解けるように消えていく…という、たった2コマのシーンだ。

いかにして呪文を打ち破ったのか、詳細が描かれていなかったため、原作ファンの間ではさまざまな考察が行われてきた。相手の魔法を無効化する「マホステ」を使ったという説、氷属性の「ヒャド」で炎を相殺したという説、さらには「ヒャド」とカイザーフェニックスの炎で小さな「メドローア」を作ったという説など、無限の可能性が浮上していたのだ。

そんな中、今回のアニメ化によって、約30年の時を経て「カイザーフェニックス破り」の謎が解明されることに。同シーンでは、カイザーフェニックスの口に差し込まれたポップの指に、緑色のエフェクトが絡みついていた。そして今作において「緑」は、バギ系の呪文に付けられるエフェクト。つまりポップは、「バギ」の風でカイザーフェニックスを吹き飛ばしたということなのだろう。

ちなみにバギは『ドラゴンクエスト』シリーズでは主に僧侶が使う呪文だが、ポップは最終決戦の直前、メルルの死によって覚醒し、僧侶系の呪文が使える「大魔道士」となっていた。つまりポップの大魔道士としての覚醒が、今回の「カイザーフェニックス破り」につながっているという解釈も成り立つ。

ちょっとした描写だが、アニメスタッフの原作理解度があらためて実感できるというもの。令和のアニメ化によって最も恩恵を受けているのは、ポップなのかもしれない。

文=Tら
写真=まいじつエンタ
■『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版』25巻(漫画:稲田浩司、原作:三条陸、監修:堀井雄二/集英社)

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