なぜ『女神転生』は『ペルソナ』に負けた? ギャルゲーRPGに駆逐されたハードな世界観

なぜ『女神転生』は『ペルソナ』に負けた? ギャルゲーRPGに駆逐されたハードな世界観

なぜ『女神転生』は『ペルソナ』に負けた? ギャルゲーRPGに駆逐されたハードな世界観 (C)PIXTA

世界的に大ヒットを記録しており、今やアトラスの看板コンテンツと化した『ペルソナ』シリーズ。その一方で、もともと主力だったはずの『女神転生』シリーズは影が薄くなっている。“逆転現象”はいつ頃から始まったのだろうか。

転機となったのは『ペルソナ3』

知る人ぞ知る話だが、「ペルソナ」シリーズの出発点は1996年に発売された『女神異聞録ペルソナ』。それ以前から存在していた、『女神転生』シリーズの外伝的立ち位置だった。

しかし現在では「ペルソナ」こそがアトラスの代表作となっており、「女神転生」がルーツだという記憶も薄れつつある印象。ゲーム性が似ているだけの別作品だと思っている人もいるかもしれない。

では、「ペルソナ」が世間的な成功を収めたのは何がきっかけだったのか。それはやはり、『ペルソナ3』の存在だろう。

それまでのシリーズでは、『女神転生』と同じく“悪魔絵師”金子一馬がキャラクターデザインを担当していたのだが、今作から副島成記へとバトンタッチ。副島はその後も『ペルソナ4』『ペルソナ5』のキャラクターデザインを担当している。

またゲームとしての方向性も「女神転生」と異なり、ポップなイメージで、アニメソング的な楽曲も採用。今日ファンが抱いている「ラノベっぽい」「ギャルゲーっぽい」イメージは、「ペルソナ3」から始まったと言えるだろう。

ここで袂を分かったかに見える「女神転生」シリーズと「ペルソナ」シリーズだが、実は両作は共生関係を結んでいるようだ。