『チェンソーマン』『水星の魔女』超え? 秋アニメのダークホース『アキバ冥途戦争』

『チェンソーマン』『水星の魔女』超え? 秋アニメのダークホース『アキバ冥途戦争』

『チェンソーマン』『水星の魔女』超え? 秋アニメのダークホース『アキバ冥途戦争』 (C)PIXTA

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』『チェンソーマン』『SPY×FAMILY』など、数々の話題作がひしめく2022年秋クールアニメ。近年稀に見る大豊作となったが、一部のアニメファンは『アキバ冥途戦争』というダークホースに注目しているようだ。

いつものお仕事アニメと思いきや…

「アキバ冥途戦争」は、1999年の秋葉原で“メイド”として働く女の子たちを描いたアニメ。アニメーション制作を『SHIROBAKO』などでお馴染みの『P.A.WORKS』が担当しているので、メイドカフェにスポット当てた、いつもの“お仕事シリーズ”だと予想されていた。

しかし蓋を開けてみれば、お仕事アニメというよりはおシノギアニメ。まるでメイドカフェが暴力団であるかのように描かれ、第1話からいきなりメイドカフェ同士の血で血を洗う抗争が描かれた。

街中での銃の乱射や流血シーンなども容赦なく登場し、35歳の寡黙なメイド・万年嵐子の銃撃で敵メイドがバタバタと倒れていく様は、もはやギャグ。主人公の新人メイド・和平なごみが比較的まともな感性を持っていることも相まって、シュールな作品となっている。

自転車2人乗りのシーンがあっただけで炎上してしまう昨今のアニメ業界において、まさにコンプラを鼻で笑うようなストーリー。しかし驚くべきことに、同アニメには絶賛の声が相次いでいるようだ。

突き抜ければ逆に炎上しない説

実際にSNSなどの声を見ていると、《とんでもないアニメが始まっちまった…お前が優勝だ…!》《今期は話題作が色々あるけどこれは大当たりだ》《客取り合戦でもするのかと思ってたら任侠映画だった》《アキバ冥途戦争イカれててマジ好きw お腹痛いw》《タランティーノに観てもらいたい》といった感想が。

暴力的なシーンなども、中途半端な描写ではなく振り切ってしまった方が、逆に炎上しないのかもしれない。

また第1話の段階では「出オチ」アニメと捉える人もいたようだが、続く第2話でもテンションの高いトンデモストーリーが展開。主人公たちがお店存続の危機をギャンブルでどうにかしようとするお話だが、メイドカジノでの緊迫した心理戦が描かれるかと思いきや、結局最後は“武力”で解決。違法メイドカジノをメイドごと木端微塵にしてしまった。命が軽いなんてレベルではない。

今後どのようなストーリーが展開され、どこに着地するのか。お仕事アニメを作り続けた「P.A.WORKS」の新境地に注目したい。

文=大上賢一

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TRAIMAK / PIXTA

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