『チェンソーマン』第2部が過去作品とクロスオーバー? 藤本タツキの黒歴史疑惑を払拭

『チェンソーマン』第2部が過去作品とクロスオーバー? 藤本タツキの黒歴史疑惑を払拭

『チェンソーマン』12巻(藤本タツキ/集英社)

『少年ジャンプ+』で連載されている人気漫画『チェンソーマン』第2部、第107話『学校の襲撃者』が、10月19日に公開された。その中で作者・藤本タツキの過去作にして超問題作でもある『ファイアパンチ』とのクロスオーバーが疑われている。

※『チェンソーマン』最新話に触れています

学校の廊下にて、「戦争の悪魔」ヨルと「正義の悪魔」と契約したユウコの戦いがスタート。ユウコは相手の心を読む能力をもっており、ヨルの攻撃はすべて見透かされてしまう。その間にも、ユウコは三鷹アサをいじめていた生徒を次々と襲っていく。

ところが、そんなユウコの前に立ちはだかったのが「デビルハンター部」の生徒たち。亜国セイギを始め、3人のデビルハンター部員たちがユウコを襲撃。罪のない人は傷つけたくないとユウコは言い張るが…。

「正義の悪魔」との戦いも気になるところだが、藤本ファンの視線は亜国セイギに注がれているようだ。というのも、その人名はあまりにも意味深。

亜国には「あこく」とルビが振られているが、読み変えれば「あぐに」にもなる。ここから、藤本の連載デビュー作「ファイアパンチ」の主人公・アグニを思い出すなという方が無理があるだろう。

案の定、SNS上のファンたちは《亜国セイギってアグニ兄さんじゃないか!?》《やったぜ 俺たちのファイアパンチ》《亜国セイギのアグニ感半端ない。というか、読み方もろアグニじゃねーか!!》《前作主人公の登場、胸熱演出じゃん》と大喜びしているようだ。

名前だけじゃない共通点

名前の一致だけなら、たんなる偶然と思われるかもしれないが、ほかにもさまざまな共通点がある。

2人はいずれもがっちりとした体格なのだが、戦闘スタイルもそっくり。亜国はメリケンサックを仕込んだ拳で悪魔に応戦しており、パンチが主体の攻撃スタイルだと思われる。その姿は、炎を纏わせたパンチを放つアグニを彷彿とさせるだろう。

また、外見的な特徴でいうと、亜国は「正義の悪魔」の攻撃で右目を損傷。「ファイアパンチ」のアグニも、ある事件から消えない炎を全身にまとっており、その顔は右目だけが燃え盛っていた。

「ファイアパンチ」といえば、ファンの間ではいまだにカルト的な人気があるが、世間的には《失敗作》《藤本タツキの黒歴史》と評されることもある作品。しかしこうしてクロスオーバー的な描写を入れるということは、作者の中では愛着が失われていなかったのだろう。

ここまでくると「ファイアパンチ」第2部も期待したくなるが、はたして…。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『チェンソーマン』12巻(藤本タツキ/集英社)

◆過去の「チェンソーマン」レビューはこちら

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