『Apex』新レジェンドはトランス女性!“ポリコレ後進国”のオタクからは反発の声

『Apex』新レジェンドはトランス女性!“ポリコレ後進国”のオタクからは反発の声

『Apex』新レジェンドはトランス女性!“ポリコレ後進国”のオタクからは反発の声 (C)PIXTA

現実と足並みを揃えるようにして進む、ゲーム業界のポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)配慮。人気FPSゲーム『Apex Legends』では、新キャラクターとなる「カタリスト」実装をめぐり、大きな議論が巻き起こっているようだ。

新キャラはトランス女性?

現在発表されている情報によると、11月2日に実装される予定のカタリストは、「ボレアス」という惑星出身のトランスジェンダーのキャラクター。性自認が女性の“トランス女性”で、先日公開されたトレイラー『Stories from the Outlands:Last Hope』においても、彼女の性同一性に関するセリフがある。

しかしそんなカタリストの“個性”について、SNSなどでは《ポリコレ配慮しすぎて意味わからん設定のキャラしか出てこんな》《どんだけポリコレに媚び売ってるねん》《見える形でポリコレ要素入れないといけない制約を受けてるんじゃないか》《Apexがポリコレに配慮した駄作に成り下がってて悲しいよ》といった声が上がっていた。

海外のゲームでは、性別や人種、容姿などの違いによる差別に繋がらないよう、「ポリコレ」に配慮した中立的な表現が増え始めている。今回の新レジェンドの設定についても、そうした配慮の一環と捉える人が多いようだ。

それ自体は何ら問題ないどころか、いいことのように思えるが、「Apex Legends」の場合には“やりすぎ”と指摘するユーザーも多いという。

多様性を重視したキャラクターたち

実際に「Apex Legends」では、これまでもさまざまな“個性”を表現するキャラクターが作られてきた。

たとえば、「我が名はブロスフゥンダル」と叫んで敵を追い回すハンター・ブラッドハウンドは、性自認が男女どちらにも当てはまらないノンバイナリー。ドームで味方を守る大男・ジブラルタルや、華麗に空を舞う女性レジェンド・ヴァルキリーは同性愛者。そして爆発物のスペシャリスト・ヒューズは、パンセクシュアルであると言われている。

他にも身体的・精神的障害を個性として持つキャラクターや、さまざまな肌の色のキャラクターが登場。一方で「ルッキズム(外見至上主義)」につながるような、わかりやすい美形はことごとく排除されている。

とはいえ、日本は欧米に比べると「ポリコレ」後進国であり、ユーザーたちもそうした表現に反発心を抱きがちだ。

さらに「Apex Legends」は不正なツールを使用する悪質なプレイヤーに対応できていなかったりと、バトロワFPSとして多くの問題を抱えている最中。《ポリコレには配慮するがユーザーへの配慮が足りない》とも揶揄されている。

運営はまず、現在のユーザーが求めているものと向き合うべきかもしれない。

文=大上賢一

【画像】

Kostiantyn Postumitenko / PIXTA

【あわせて読みたい】