名作『モンスターファーム2』の正統続編!? シリーズオワコン化を救う『怪獣ファーム』

名作『モンスターファーム2』の正統続編!? シリーズオワコン化を救う『怪獣ファーム』

名作『モンスターファーム2』の正統続編!? シリーズオワコン化を救う『怪獣ファーム』 (C)PIXTA

10月20日にニンテンドースイッチで発売された『ウルトラ怪獣モンスターファーム』が、ゲームファンの間で大好評。奇跡的な完成度の高さから、プレイステーションの名作『モンスターファーム2』の“正統続編”とまで言われている。

人気シリーズがオワコン化してたけど…

『モンスターファーム』シリーズといえば、ゲーマーなら誰もが知っている育成SLGの金字塔。とりわけ1999年に発売された「モンスターファーム2」は高い人気を誇り、シリーズ最高傑作として語り継がれている。

しかし、それに続いて2001年にプレイステーション2で発売された『モンスターファーム』(MF3)は、賛否両論の出来に。なぜか肝となる“合体”要素が消滅し、モンスター数が減少。ゲームバランスやグラフィックの方向性も変わり、「2」までのファンを失望させた。

続く『モンスターファーム4』も微妙な評価だが、『モンスターファーム5 サーカスキャラバン』は、もはや“ただのRPG”となり、ジャンル自体が別ゲーへと変わる迷走っぷり。携帯機のシリーズやオンラインゲームも出たものの、今やシリーズの存続自体が危ぶまれるありさまだ。

そんななか発売された「ウルトラ怪獣モンスターファーム」は、当初あまり期待されていなかった印象。あくまで話題性を先行させただけの、『ウルトラマン』との雑なコラボ作品だと思われていた。

“奇跡の出来”はバンナムPのおかげ!?

しかしいざ発売されると、往年の「モンスターファーム」シリーズを愛していたファンたちはいい意味で驚愕。「モンスターファーム」への愛があふれる内容だったからだ。

ゲームとしてのシステムは、「モンスターファーム2」を強く意識しており、魅力的な怪獣同士の「合体」も可能。作中にはホリィやコルトといったお馴染みのキャラクターが登場する上、過去作から引用した懐かしいBGMやSEも採用されている。

はやくもネット上では、《紛れもなくモンスターファームの「正統続編」ですね》《おおむねモンスターファーム2の正統進化系》《モンスターファーム2の正統後継作品か? これを待っていた!》《コラボ作品なのに、かなり無印と2路線の正統進化型だ》と評価されているようだ。

ただし、この奇跡の出来は「モンスターファーム」シリーズの制作スタッフが覚醒した結果ではないかもしれない。ゲーム雑誌などのインタビューでは、発売元である「バンダイナムコエンターテイメント」のプロデューサーが、開発元の「コーエーテクモ」スタッフに、多くの注文をつけたことが明かされている。

本来「モンスターファーム」シリーズは、「コーエーテクモ」による作品なのだが、いわば外部のスタッフによって“らしさ”を取り戻した形。皮肉な話ではあるが、往年のファンにとってはうれしいサプライズだろう。

文=Tら

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