『呪術廻戦』映画館のシーンに既視感…まさかの『チェンソーマン』人気に便乗?

『呪術廻戦』映画館のシーンに既視感…まさかの『チェンソーマン』人気に便乗?

『呪術廻戦』20巻(芥見下々/集英社)

さまざまな漫画を積極的にオマージュしていることでお馴染みの『呪術廻戦』。10月31日発売の『週刊少年ジャンプ』48号に掲載された第202話『血と油』では、現在アニメが絶賛放送中の『チェンソーマン』を思わせる描写があった。

※『呪術廻戦』最新話の内容に触れています

「死滅回游」が激化する中、「呪術高専」最下層にある薨星宮(こうせいぐう)には、天元の護衛のために九十九由基と脹相が残っていた。だが、そこに天元獲得のため羂索が襲来。脹相が1人で迎え撃つことになる。

戦いが始まるかと思いきや、突如として映画館のような空間が出現。そこで羂索は「死滅回游」の真の目的、日本全土の非術師と天元との同化について、スクリーンに映しながら説明する。あまりに壮大で残酷な計画だったが、そんな羂索の原動力は、ただ“面白そう”という理由らしい。

今回注目を呼んでいるのは、脹相と羂索が語り合う映画館のシーン。とくに前触れもなく、唐突に導入された演出だったため、読者たちは度肝を抜かれたようだ。

しかしその中には、《映画館の演出、ファイアパンチっぽくていい》《ファイアパンチとチェンソーマンのパロディをしたくなったんだな…》など、藤本タツキ作品を連想する読者の姿も…。

またもやお得意のオマージュ?

藤本タツキ作品では、“映画”が重要な主題として用いられがち。初の連載作品である『ファイアパンチ』でも、「ジャンプ」で大ヒットした『チェンソーマン』でも、その重要性は変わらず、直接的に映画館が描かれるシーンもある。

さらに、ちょうど10月から放送がスタートした「チェンソーマン」のTVアニメ版では、今回の「呪術廻戦」とそっくりなシーンが。米津玄師が歌うOP『KICK BACK』が流れるなか、主要キャラクターたちが映画館の客席に並ぶシーンがあるのだ。

作者はこれまでも『HUNTER×HUNTER』や『BLEACH』など、ジャンプ作品からのオマージュを多用してきたため、藤本作品を意識していたとしても不思議ではないだろう。

ただ、「呪術廻戦」本編では、五条悟が虎杖悠仁を特訓するため大量の映画を見せたり、真人が映画館でマナーを守らない高校生を痛めつけたりと、なにかと映画絡みの場面があった。パロディの多さに踊らされているだけで、たんに作者が映画好きなだけという可能性もあるかもしれない…。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『呪術廻戦』20巻(芥見下々/集英社)

◆過去の「呪術廻戦」レビューはこちら

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