『ヒロアカ』本誌とアニメで地獄展開…限界を訴えるファン「病みそう」

『ヒロアカ』本誌とアニメで地獄展開…限界を訴えるファン「病みそう」

『僕のヒーローアカデミア』36巻(堀越耕平/集英社)

アニメ第6期の放送も始まり、クライマックスが近づいてきた『僕のヒーローアカデミア』。シリアス展開に追い詰められているファンも多く、10月31日発売の『週刊少年ジャンプ』48号に掲載された最新話では、その緊張感が頂点に達している。

※『ヒロアカ』最新話の内容に触れています

第371話『しょーじくんといっしょ。』では、1年A組の障子目蔵が生まれ育った村のことを回想。ひどく迫害を受けた過去があるらしく、それをクラスメイトたちに打ち明けていた。

しかしそんな立場だからこそ、スピナーたちの凶行には思うところがあるようだ。復讐のために力を使うことを止めるべく、決死の説得を試みる。

その一方で、スピナーは個性をいくつも譲渡され、思考もままならない状態。障子の問いかけにも、まともな返答ができない。暴徒たちも異変に戸惑い始めるなか、障子と彼に感化された口田甲司が力を解放する──。

今回何より衝撃的だったのは、障子が回想した“異形差別”の実態。現代社会にも通じるような生々しい人間の罪が、正面から描き出されている。

前回まで、ヒーローたちが次々と犠牲になるバトルが描かれていたこともあり、壮絶な展開に疲れてしまう読者も少なくない。

しんどすぎる展開に板挟み

さらにタイミングが悪いことに、10月からスタートしたアニメ「ヒロアカ」の第6期でも、ハードな展開が相次いでいるところ。「超常解放戦線」とヒーローたちの一次大戦がメインとなっており、10月29日に放送された第118話『破滅のボルテージ』では、トゥワイスやホークスの痛ましい姿が映し出されていた。

次々と広がっていく地獄絵図に、SNS上では《ヒロアカ、本誌もアニメももうずっとつらい》《ヒロアカ見てると病みそうになるな》《アニメもコミックスも本誌も「しんどい」のターンしかなくてつらい》《ヒロアカ本誌がしんどすぎてアニメも見進めたくない》といった声が上がっている。

数カ月前、最終決戦の序盤が描かれていた頃は、かろうじてコミカルな空気が残っていた印象。緑谷出久がトガヒミコに告白され、醜態をさらすような微笑ましい一幕もあった。

最終決戦が佳境を迎えつつある今はもう、読者を癒やすような小ネタを挟む余裕はないのかもしれない。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『僕のヒーローアカデミア』36巻(堀越耕平/集英社)

◆過去の「ヒロアカ」レビューはこちら

【あわせて読みたい】